アートフェア札幌 2014

HAPPENINGText: Hanae Kawai

もちろん、道内作家も出展した。ギャラリーとしては、クラークギャラリー+SHIFT(札幌)、ギャラリー門馬(札幌)、ハナアグラ(札幌)が参加。

クラークギャラリー+SHIFTでは、人気の作家・SHUUN(シュゥン)が出品。代表作である不思議な生き物が描かれた「アニマルズ」や「あいつら」が独自の世界観を放っていた。また、「アニマルズ」がプリントされた星型のクッションやクラッチバックも販売された。

アートフェア札幌 2014
1310号室 クラークギャラリー+SHIFT(札幌)

ギャラリー門馬(札幌)からは4人の作家が参加。特に午前中は、窓から入る日の光が高臣大介のガラスアートに反射し、さらにそこから跳ね返る光はjobin.のモビールや久野志乃の絵画をも照らし、温かな空間を作り出していた。

アートフェア札幌 2014
1311号室 ギャラリー門馬(札幌)

さらにギャラリー門馬のもう一人の出展作家である川上りえは、部屋での展示以外に、二階のロビーにて作品を展示。針金の曲線だけで作られたユーモラスな犬たちが来場者を出迎えた。

アートフェア札幌 2014
[アートフェア札幌2014 特別展示] 川上りえ「TRACE」

そして道内の若手アーティストの作品を多数出品したハナアグラ(札幌)。経塚真代の小人のような粘土作品をはじめ、絵画や立体作品、映像作品が部屋いっぱいに飾られていた。

アートフェア札幌 2014
1312号室 ハナアグラ(札幌)

館内で個展「ドット・ストライプ・クロス」を開催中の伊賀信もハナアグラから出展。彼の作品の特徴とも言える細かな装飾や木の温かみは、緊張感と心地よさを生み出した。

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