デザイナー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされたイギリスの若き才能
ここ数年、近年のセントラル・セント・マーチンズ大学の卒業生が驚くべきデザインでファッション界にその名を轟かせている。先月、ごくシンプルでラフにカットされた服に木の断片から作られたかぶり物をした姿のモデルたちの行進とともに、彼のコレクションが発表された。自身の創造力を解き放つ機会を得て、クレイグ・グリーンは今日のイギリスの大学卒業生の才能を披露した。彼はロレアル・プロフェッショナル・クリエイティブ・アワードの受賞者であり、また2012年デザイン・ミュージアムズ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされている。彼の2012年と2013年今冬のコレクションは他のファッションデザイナーと並んでファッションジャーナリストたちの関心の的となっており、またここ3年間にはトップマンやバリーを含む各ブランドから依頼を受けてのコラボレーションも実現している。2012年ロンドン五輪に際してはアディダスとともにディビッド・ベッカムの靴をデザインした。
ここ12ヶ月で3つのコレクションを制作されましたが、どのように準備しましたか?これらのコレクションを通して学んだことはありますか?
「今」という時間は過去の集積の上にある
ホテルのエントランスからロビー、ラウンジ、そして客室へと、春を告げるようなカラフルなインスタレーションが出迎えてくれる。柔らかい色で奏でられる作品の1つ1つを見ていると、懐かしい風景や、その時の風の音、匂いまでもが浮かんでくるようだ。記憶の中の様々な風景、ぼんやりとした記憶。ふとした瞬間の様々な景色がここにある。表現されているのは、特別なものや非日常ではなく、私たちのすぐそばにあるもの。
![]()
ゴールドとシルバーはどのような時に使われるべき色?
香港から発信するデザイン書籍出版社「ヴィクショナリー」からパレットシリーズである「マルチカラー」の続編として「ゴールド&シルバー」がリリースされた。名刺や文房具などの身の回りにある雑貨、広告、パッケージ、インスタレーションなどあらゆるデザインとアートを紹介している。
![]()
世界ナンバーワンのギャラリーがアジアにやって来た!
ガゴシアンはニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ローマ、アテネ、ジュネーブ、パリ、そしてここ香港に拠点をもつコンテンポラリーアートギャラリーの先駆け的存在である。1980年にラリー・ガゴシアンによって設立され、世界一パワフルな現代アートとコンテンポラリーアートのギャラリーだと広く認識されている。2011年1月、世界で11カ所目そしてアジアでは初となるギャラリーを香港にオープンさせた。

Installation view of Damien Hirst: Forgotten Promises at Gagosian Gallery Hong Kong, 2011. Courtesy Gagosian Gallery.
メディア芸術の総合フェスティバル
年々国内だけでなく世界での注目が集まる文化庁メディア芸術祭が2月13日から24日まで開催されている。過去最多の71カ国の国と地域から1502作品を含む合計3503作品の応募があり、アート、エンターテイメント、アニメーション、マンガの4部門においての受賞作品を中心に、幅広いジャンルの作品が集まっている。会場は国立新美術館をメインにシネマート六本木、東京ミッドタウン、スーパー・デラックスで作品展示や各種イベントが開催される。
![]()
『Pendulum Choir』Cod.Act (Michel DÉCOSTERD / André DÉCOSTERD)
オーストラリアにおけるミニマルとポストミニマルアート
アートにおけるミニマリズムとは、近年のアートや流行とは対照的に、究極にシンプルなものとして捉えられる。それは表現と観察の進行形のようであり、複雑で非常にわかりにくい考え方への挑戦でもある。人工物のつなぎ合わせによる幾何学的な形という特徴が今日まで続いており、表面的な文脈の過剰分析の再評価といったものも反映している。
![]()
monument to V. Tatlin, 1966-69, fluorescent tubes, 274.5 x 71 x 11.3 cm, National Gallery of Australia, Canberra Purchased 1978, © DanFlavin/ARS, Licensed by Viscopy 2012
デザインイヤーとして様々な催しが行われ、街中がデザインで賑わう2012年の香港。それを締め括るイベントとして北海道のクリエイティブカルチャーをプロモーションするプロジェクト「クリエイティブ北海道」の香港プロモーション「クリエイティブ北海道ミーツ香港」が11月30日から12月16日に渡って開催された。

本プロモーションは、昨年の上海に続き開催されたもので、「クリエイティブ」をキーワードに北海道の新しい価値をイベントなどを通じ国内外へプロモーションし、北海道への誘客に繋げるのがプロジェクトの狙いだ。SHIFTはクラークギャラリー+SHIFTとしてプロジェクト全体のクリエイティブディレクションを担当した。
Photo: Masayuki Yajima
今年もスノーパレットの季節がやって来た!
![]()
![]()
Photo: Courtesy of the Artist © Toshihiko Shibuya
北海道を拠点に雪国ならではの新しいアート表現に挑み続ける数少ない作家・澁谷俊彦の最新作「SNOW PALLET 3」(スノーパレット3)のインスタレーションが、札幌芸術の森美術館に隣接する関口雄揮記念美術館(南区常盤3条1丁目)の前庭で2012年12月8日から2013年1月20日まで、2013年1月25日〜2月17日にはノース・スノーランド・イン・千歳(千歳市蘭越26)で開催される。
優秀13作品が選出!今年も11月から世界各都市で上映開始!
「DOTMOV」は、未知なる才能を持ったクリエイター発掘と作品紹介の機会の創出を目的に世界中から作品募集を行い、開催されるデジタル・フィルム・フェスティバル。2003年より開催され今年は記念すべき10回目の開催となる。
本年度の応募作品総数は、世界16カ国から194作品。13作品がゲストクリエイターにより優秀作品として選出され、国内外の会場で上映されます。

日本のアート市場を広めていく新しい時代の幕開け
アッシュ・ペー・フランス主催の「NEW CITY ART FAIR」(ニュー・シティ・アート・フェア)が台北にある華山1914クリエイティブパークで開催された。華山1914クリエイティブパークは元々酒造工場だったが芸術文学界の人々の支持を得て芸術文化空間としてどんどん発展しいき、今は台北を代表するアートスペースになっている。
このアートフェアは、ニューヨークで今年の3月にフェア行っており、今回は台北に日本から12のギャラリーが集まった。ニューヨークで行われたフェアと異なる所は「roomsLINK」というファションの展示会を合同展開し、「roomsLINK TAIPEI」会場内のアートエリアとして開催されていることだ。インテリア、ファッション、プロダクト、アートを融合した台北初のイベントとなる。同時期に開催されていた、アジアで最も歴史のあるアートフェアであるアート台北にあわせての開催となり、アート台北の会場から無料で市内のアートスポットを回れるバスが止まる場所にもなっている。
今回出展したギャラリー/ブースを紹介する。
『存在意義について問うこと』
色鉛筆のみのハンドメイドでデザインされた色彩豊かななサーモン。プログラマーと共同で制作したというまるでペンで走り書きされた様なポートレイト写真。その多種多様な作品達は様々な表情を持ち、我々の考えるデザインという枠を超え見る者を魅了する。
横浜で生まれ、現在ニューヨークを拠点に活動するデザイナーの伊藤綾香さんの作品は、様々な媒体を通してウェブデザイン、グラフィックデザイン、イラストレーションを使い分けるも、常にカラフルで楽しいイメージにあふれている。アメリカの大学でインタラクティブデザイン、コミュニケーションデザインを学んだという彼女は、ウェブ、紙媒体、立体作品、映像などを用いジャンルを横断した活動をされている。そのスタンスはグラフィックデザイナーというよりかどちらかというとクリエイターというほうが近いのかもしれない。ニューヨークという異国の地で活躍されている彼女のパッションと創作の秘密について伺った。
![]()
![]()
Portrait, Scribbed Line People, Ayaka Ito
自己紹介をお願い致します。
「Madness is part of Life」(狂気は生の一部)
エスパス ルイ・ヴィトン東京のオープンから、これまで4度の展覧会が行なわれたが、この現代的なガラス張りの展示スペースをこれほどまでに有機的で人間くさい空間へと変化させたアーティストはいないだろう。
今回の展覧会「Madness is part of Life」(狂気は生の一部)では、ブラジル人アーティストのエルネスト・ネト自らがキュレーターを務め、連作「Balanço」(ブランコ)に属する4点の新作を発表した。
![]()
![]()
A vida é um corpo do qual fazemos parte, 2012, われわれは生という体の一部、ポリプロピレン及びポリエステルのひも、プラスチックボール、780 x 786 x 1486 cm
SHIFTとクロスホテル札幌のコラボレーション第5弾!
![]()
![]()
Monroe's Shoes, Chisato Shinya, 2012. 1,500 × 1,500 mm, Swarovski, Acrylic on Canvas Photo: Ryoichi Kawajiri
クロスホテル札幌にて札幌在住の新矢千里(キンプロ)の展覧会「形の反復」が9月19日から開催されている。本展は、まちなかアート・クロス・エディションとしてクラークギャラリー+SHIFTがクロスホテル札幌のキュレーションを担当する展覧会の第5弾。
![]()
![]()
Michael's Glove, Chisato Shinya, 2012. 727 × 727 mm, Swarovski, Acrylic on Canvas. Photo: Ryoichi Kawajiri
英国現代アート界の風雲児、ダミアン・ハーストの大回顧展
常に刺激的ではっとさせる作品を発表し続けてきたハーストの過去20年の代表作を集めた大回顧展がテート・モダンで開催される。ダミアン・ハースト(1965年生まれ)は1980年代からイギリスのアートシーンだけではなく、国際的に偉大な影響力を与えているアーティストのひとり。ロンドンのゴールドスミス大学にて美術を修学。1988年に初めての展示会を開催。1990年代から彼の活動の力強さはより勢いを増し、1993年にベニスの国際展示に参加した後、1995年にはターナー賞を受賞。1997年には自伝を出版している。
「MAKE UP」Ayami Nishimura by Rankin
英国を代表する写真家で、デイズド&コンフューズドの創設者でもあるランキン(Rankin)と、メイクアップアーティスト、アヤミ・ニシムラ(Ayami Nishimura)によるコラボレーション作品が、東京・渋谷のDIESEL ART GALLERYにて展示中だ。2009年に発売された、メイクアップアーティスト、アレックス・ボックスとランキンによるビジュアル本に続く「Ayami Nishimura by Rankin」の発表を記念とした今回の展覧会。100枚以上の中から選ばれた20枚の写真に加えて、2人の作品をまとめた映像が上映される。本展に合わせてロンドンから来日したアヤミ・ニシムラさんにお話を伺った。
世界最大規模の近代・現代アート&アウトサイダー・アート美術館
![]()
![]()
External view of the new wing of the LaM – Lille Metropole Museum of Modern, contemporary and outsider art, Villeneuve d’Ascq (France) - by architect Manuelle Gautrand. Photo : Max Lerouge / LMCU. © Manuelle Gautrand Architecture.
フランス・ヴィルヌーヴダスク近郊に1983年に創設され、2010年にグランド・リニューアル・オープニングを迎えたリール・メトロポール現代美術館(通称:LaM)。キュビズム芸術のコレクション(ピカソ、ブラック、フェルナン・レジェ、ローレンスなどの貴重な絵画)や、アンドレ・ドラン、カンディンスキー、パウル・クレー、マッソン、ジョアン・ミロやモディリアーニといったアーティストの作品を有している。
アジアを代表する韓国女性アーティスト、初の大規模個展
![]()
![]()
「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」森美術館, 2012年 撮影:渡邉 修
韓国人アーティスト、イ・ブル(1964年生まれ)の展覧会「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」が森美術館で2月4日から5月27日の期間行なわれた。サイズの大きな作品で訪れた者を迎え入れ、その繊細さが美しい展覧会であった。展覧会は女性アーティストであるイ・ブルの1990年から最近の作品「秘密を共通するもの」を展示し、展覧会のタイトル「私からあなたへ、私たちだけに」を反映している。展示は「つかの間の存在」、「人間を超えて」、「ユートピアと幻想風景」、そして「私からあなたへ、私たちだけに」と4つのテーマに分かれている。更にアーティストが作品制作に使用した150以上のスケッチ、50点以上のマケットも展示している。
アイディアの交流と実験、文化的な投資
2011年9月、アルゼンチンでもっとも大掛かりなアートプロジェクトの一つ、ファエナ・アートセンターがオープンした。4000m2もの建物と1億4000千万ドルもの投資によってつくられたこの施設は、アート、技術、デザインそれぞれの分野における表現方法の共有と、融合によるあらゆる可能性を探求することを目的としている。アイディアの交流と実験、文化的な投資がプロジェクトの根幹となっているのだ。
アルゼンチンの象徴的な建物であるロス・モリノス・ビル(ザ・ウィンドミルズ)のかつての機関室が、ファエナグループのアート事業を強めるためのアートセンターを設置する場として選ばれた。アート事業とは持続的な発展であり、将来の人々にとって必要となる精神的かつ物質的なものに応え、かつそれを見越すものとしての芸術活動なのだとクリエーターたちは言う。
京都が国際マーケットとして花開く瞬間。
![]()
![]()
国立京都国際会館 Photo : 表恒匡 © ART KYOTO 2012 実行委員会
満開の桜も散り、夏が始まろうとしている京都。4月27日から29日の3日間、大規模なアートフェア、「ART KYOTO 2012」(アート京都2012)が開催された。2010年から「ホテルモントレ京都」のフロアを貸し切り、各部屋でギャラリーが展示を行うというスタイルで行われてきたこのアートフェアだが、今年はメイン会場として「国立京都国際会館」、サブ会場として「ホテルモントレ京都」、さらに地下鉄沿線の施設での関連イベントも多数加わり、大きくスケールアップしての開催となった。
「アンドロイドは電気エビの夢を見るか?」
ディーゼルアートギャラリーにて、ヤー・ヤー・ヤーズのカリスマ的ヴォーカル、カレン・オーの衣装を手がけるコスチュームデザイナー、クリスチャン・ジョイの日本初のエキシビジョンが開催されている。パフォーマンスは勿論、奇抜で斬新なファッションアイコンとして話題のカレン・オーの人気とともに世界より注目を浴びるようになったクリスチャン・ジョイ。「MOST STYLISH NEW YORKERS」として、タイムアウトニューヨーク誌のカバーを飾るなど、今最も注目を浴びているコスチュームデザイナーだ。