フォーム・アス・ウィズ・ラブ
PEOPLEText: Victor Moreno
Cord Lamp, Design House Stockholm, 2008. Photo: Anton Sucksdorff
FUWLの理念や影響を与えたものなどはありますか?
2005年にデザインした「ベンダブル・インテリア・オブジェクツ」は大好きな作品のひとつです。革新、インタラクション、サステナビリティやコンセプトに対する愛など、良いデザインと言われる要素を取り入れた作品です。
Stools for Hedden Temple exhibition, 2007
現在は何を手がけていますか?
夏はプロダクトデザインに最適な季節です。ラウンジチェア、ペンダントランプ、ティライト・ホルダー、ダイニングテーブルなど新作に取り組んでいます。
Designgalleriet interor design, 2009. Photo: Jonas Lindström
IKEAやH&Mに見られる以上に、海外でのスウェーデンの影響についてはご存知ですか?
はい、知っています。どちらかと言えば、たぶん僕達がその影響の火付け役ですよね。ストックホルム家具見本市は、今では国際的な見本市となりましたが、世界のデザインシーンを見ても、北欧のデザイナーの名前はそんなに見かけません。IKEAとH&Mはもちろんスウェーデンのデザインの海外での大使的存在ですが、ある程度のスウェーデンデザインを反映しているに過ぎません。実際にはもっと沢山の見えてない部分があるのです。
どこの市場に一番興味ありますか?
間違いなく新しい市場がもう来るでしょう。アジアの中でも特に中国が楽しみですね。中国人アーティストの蔡國強(ツァイ・グオチャン)の活躍に注目しています。
スウェーデンではデザインに対して「スウェーデン製」ということにこだわってないのでしょうか?
今後もっと重要視されてきますね。高技術を必要とする製造には特にそうなるでしょう。
Kocksgatan interior design, 2008. Photo: Jonas Lindstrom
建築事務所としても活動していますね?
はい、インテリアや建築も手がけています。
FUWLがフォーカスしているのは、家のインテリアとオフィスデザインどちらでしょうか?それとも、新しいデザインに直面するという時には、そのような種別はあまり関係ないのでしょうか?
どちらともチャレンジです。オフィス家具については予算もより大きくなりますが、デザインについては、より型にはまったものが多いです。インテリアの方が、よりクリエイティブなデザインができますが、息が続かないものが多いので、予算も少なめです。僕達はどちらも種別関係なく手がけ、新しいアイディアやデザインを生みだしていきたいと思っています。
Form Us With Love
住所:S:T Eriksgatan 106, 113 31 Stockholm
TEL: +46 (0)8 21 8002
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Text: Victor Moreno
Translation: Mariko Takei