マワリ

PEOPLEText: Editor

様々な領域で今後急速な普及が見込まれるAR体験をより身近なものにするために、高品質&リアルタイムかつインタラクティブな3Dストリーミングテクノロジー&フォーマットを独自に開発したグローバルチーム、マワリ。2017年東京・渋谷にて設立以来、業界のリーダーとして多数の先進的なARプロジェクトを実現に導いている。今回、代表のルイス・ラミレス氏にマワリのプロジェクトや技術、そしてXRの未来など、色々とお話を伺った。


Mawari, CEO – Luis Oscar Ramirez Solorzano

まず初めに、ご自身について教えてください。

メキシコで生まれ育ち、米国、ドイツ、日本に住んでいました。日本には約10年間住んでいます。大学で数学を学び、データ・サイエンティストになりました。また、電子音楽プロデューサーでもあります。そして現在は、7年以上の間、XR業界で働いています。2017年に、マワリ(Mawari, Inc.)を谷田部タケオ氏と東京・渋谷で設立しました。

マワリについて教えてください。

マワリは、2017年の設立以来、インタラクティブなXR体験のためのクラウド・レンダリングとストリーミング技術の開発に注力してきました。マワリのクライアントリストには、サッポロビール、アドウェイズ、AFKオーストラリア、KDDIなど、通信とエンターテインメントの先見性のあるイノベーターたちが名を連ねています。

マワリは、3Dコンテンツをクラウド上でレンダリングし、デバイスに効率的に配信する、XRに特化した独自の3DストリーミングCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)「3D/XRコンテンツ・ストリーミング・プラットフォーム」をアマゾン ウェブ サービス(AWS)で12月15日にリリースしました。これは、メタバースにおける次世代のコンテンツ配信プラットフォームです。その中核となるのが、マワリ独自の特許出願中の高品質な3Dストリーミング&コーデック技術で、3Dコンテンツのデータ容量を最小限に抑え、スマートフォンやスマートグラスへのリアルタイムなレンダリングとストリーミングを可能にします。

マワリの使命は、先見性のあるクライアントの要求に応えるために、物理的世界のメタバースの到来と普及を加速させることであり、様々な領域で今後急速な普及が見込まれるAR体験をより身近なものにするために、現実世界の課題を解決するために絶え間なく努力しています。


「Mawari Uses AWS Wavelength to build 3DXR Content Streaming Platform」

マワリのコアチームメンバーのリストに、AWE(アーギュメント・ワールド・エキスポ)のオリ・インバーの名前もありますが、マワリチームメンバーとの関わりについて教えて頂けますか?

2019年に彼に出会いました。そして、2021年3月に彼が主宰するスーパー・ヴェンチャーズのアクセラレーターに参加しました。彼は500以上のXRスタートアップを見てきましたが、マワリのビジョンと技術は特に興味深いものだと伝えてくれ、アクセラレーターの後、私たちの関係を強化することを互いに決意し、オリはボードメンバーに参加、マワリの戦略的顧問になりました。

先月、アメリカ、カリフォルニアのサンタクララで開催されたAWE(アーギュメント・ワールド・エキスポ)に参加されましたね。反応はいかがでしたか?

AWE(アーギュメント・ワールド・エキスポ)2021に参加できたことを嬉しく思っています。まず第一に、XRコミュニティはコラボレーションに対してとても開かれているからです。マワリにとって技術的な観点において、私たちのビジョンの検証のターニングポイントでした。私たちのブースの訪問者の多くは、私たちのプラットフォームの品質と信頼性に強い興味を持ってくれたようです。またここでは、XR業界で影響力のある数々のプレイヤーと出会い、多くのフォローアップを得ることができました。

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