ソナー 2010
Tim and Puma Mimi
CCCBとMACBAの間には収容人数の多い野外ステージのソナービレッジがある。会場は一番大きく、大勢で踊るのには十分なスペースがあり、有名なアーティストがプレイすることでも知られている。実験音楽やアンビエント、ドリームポップなどはなく、みんなここには体を動かしに来る。今年も例外なく、観客はティム・アンド・プーマ・ミミの力強いエレクトロポップと日本人ボーカリストの素晴らしい歌声を楽しんだ。
Jimi Tenor with Afrobeat Band Kabu Kabu
偉大なジミ・テナーと彼のアフロビートバンドのカブカブによる、溢れんばかりのパーカッションと奥行きのあるメロディー、それと渋いサウンドを響かせるエキセントリックな演奏が行われた。ソナー・ビレッジではいつも、人々をまるでダンスホールにいるかのように踊らせるのだ。
Bomba Estéreo
ラテンクンビアとパンクロックの混合がレゲエや民族音楽に噛みついたような音楽を力強く演奏するのは、コロンビアのボンバ・エステーレオだ。その日最もユニークなパフォーマンスに、聴衆は体を揺らしジャンプした。演奏が終わりに近づいてきたときには、バンドの一員になってステージでダンスして歌を歌っていた…ラテンの騒乱だ!
New Young Pony Club
ビッグネームのラインナップについては前途したが、最も期待されているバンドの一つにUKのニュー・ヤング・ポニー・クラブがいる。バンドは3年ぶりに新作の「The Optimist」を引っさげてバルセロナへ帰ってきた。素晴らしい演奏をし、いまだ新しいレイブパンクの手本とされていることを証明した。
Delorean
世界中をツアーして回っているスペインの最も活動的なバンドの一つ、デロリアン。彼らはソナービレッジに登場し、聴衆はほとんど外国人であるにも関わらず、みな彼らを知っているかのように演奏を楽しんだ。バスク出身のバンドがステージで素晴らしい演奏をした瞬間だった。
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