岡本光博

PEOPLEText: Aya Shomura

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「アウトサイドなファミマ2」2015年, Arduino, 人体感知センサー, ファミマ入店音「大盛況」, アクリル板ほか

アートフェア札幌 2015に「eitoeiko」から出品頂いた作品「アウトサイドなファミマ2」は、センサーで反応して、ファミリーマート入店時の効果音が鳴る作品でしたが、実際の作品コンセプトをお聞かせ下さい。ちなみに2015年5月、この入店音に”メロディーチャイムNO.1 ニ長調 作品17「大盛況」”というタイトルが作曲者によって付されましたが、30年ほど前の作曲から入店音になるまでのエピソードなども本作には影響を与えているでしょうか?

作品「アウトサイドなファミマ1」は2012年に私が KUNST ARZT で企画した展覧会「美術なコンビニ」にて、鑑賞者が画廊に来る度に、屋外のスピーカーから大音量でそのチャイム音が流れるという作品でした。ですので、そのエピソードは関係ないです。「アウトサイドなファミマ2」は、アートフェアで流したいという「eitoeiko」のディレクター、癸生川さんの悪意から人感センサーを内蔵した彫刻として制作しました。青森県立美術館のミュージアムショップでは「なんでファミマ?」という客の反応が可笑しかったです。ファミマを知らないであろう、外人に買われてしまいましたが、中村政人作品と間違えたのかな(笑)。コンセプトは「頼みもしていないのに、我々の脳裏にそのメロディーが刻み込まれている」ことへの復讐・警鐘・感謝です。

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「モレシャン」2015年, フレコンバック, マネキン,「目玉」パーツ

また作品「モレシャン」についても教えて下さい。

福島県での展覧会の下見の際に見た原発周辺エリアの汚染廃棄袋のすさまじい量とずさんな管理が発想のきっかけです。汚染物質から遮断できる衣類としての“ライフジャケット”でもあり、またゆるキャラ的に発展できればと思っています。当初の名前は「除染」の「ジョセフィーヌ」だったのですが、やはり実際に現場で下見するとモレまくっているので…。

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「UFO -unidentified falling object(未確認墜落物体)」, 展覧会「化け物」, 青森県立美術館, 2015年, 3600 x 3600 x 890 mm, 塩ビシートに油性インク, 木材ほか

夏に青森県立美術館での「化け物」展では、前庭に「UFO」を墜落させていらっしゃいましたね。オカルト雑誌の公式サイトにも掲載されていて可笑しかったですが、出品の経緯とあわせて作品のことをお聞かせ下さい。

よりによって、美術館下見の日に「美術館に火の玉かUFOが墜落した」という噂が流れました。で、その噂を作品にできないかと。三内丸山遺跡にある美術館の前庭だというのに、板倉学芸員さんが頑張って掘る許可を取って下さって、逆に○清さんには無許可で行なうことを理解して下さり、また癸生川さんと、同じ出品者の島本さんらとツルハシを使ってなんとかでかい墜落の穴を空けられました。熱中症気味でしたが。すごく話題になり、TVでも取り上げられ、「○清さんがOKすれば、放送できます」とのTV局からのお知らせは、著作権にピリピリしている現代を象徴しているなと思いました。私の著作物なのに(笑)。

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