「ハローキティの秘密の家」
HAPPENINGText: Samantha Culp
『彼女が何を見て、何を聞いているのか、一日中彼女のそばで生活を共にするとしたらどうだろうか。』これは、香港の最もホットなデザインイベントシーズンのウェブサイトからの引用。もちろん “彼女” とはハローキティのことだ。
昨年、特別に人気を集めた「ハローキティと仲間たちとかくれんぼ」に続き、サンリオは香港にその大好きなアイコンのうちの一つをより身近に感じさせる新たな展示を始めた。今回、来場者はハローキティのシークレット・ハウスへ導かれ、「ハローキティファンタジーの秘密を経験する」。そのアトラクションが7月にオープンしてから、何千人もの熱狂的ハローキティファンたち(大人から子どもまで)は巡礼のために九竜湾のHITECコンベンションセンターに向かった。
チケットを購入後、客はどこから行っても1時間ほど待たなければならなく、驚くべきゲームのルールと合図を余りに厳しすぎる警備員によって教えられる。飲み食いは一切禁止。それにしても『撮影禁止?』これは、やたらと写真を撮りたがる香港のファンたちに少なからずショックを与えた。そして、大部分の訪問客が写真を撮ろうと「撮影ポイント」にやってきた。ゆっくりとだけれども確実にその列は暗い廊下にそって移動していく。ついに秘密の部屋のドアが開いた時、写真撮影禁止と言う悲しい規則を忘れそうになった。
最初、私たちは確かにハローキティの家にいた。コンセプチュアルな家。キティの体、緑のアストロターフと劇場の黒いペンキを塗った壁の輪郭の独立した滝と厚い詰め物をして外張りされたソファーとサラサ壁紙から成る「リビングルーム」。年齢を追ってキティ家の白黒の写真は、壁を飾り、大きな男性の様子の猫フラシテンがパイプをいぶしながら一つの椅子に座る、(キティのお父さんだっただろうか?我々には、まだわからなかった)。作品には触らないように注意しなければならない。
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