ゲイリー・ウィノグランド展「1964」
HAPPENINGText: Matt Smith
Garry Winogrand, White Sands National Monument, 1964 © The Estate of Garry Winogrand
ゲイリー・ウィノグランドという写真家がいる。彼は、1964年に185枚の写真を通じて、その当時のアメリカを残した人物だ。彼の写真では、ベトナム戦争ヤ公民権運動に象徴される、1960年代という時代を詳細に写している。
Garry Winogrand, Lake Tahoe, 1964 © The Estate of Garry Winogrand
道ばたに車をとめ、その車窓から空港ターミナル、ビーチ、遊園地や観光スポットなどを、モノクロとカラーの両方で撮影。そんなウィノグランドの写真は、一方で若さ、言い換えれば非自意識さを残しながら、大衆文化によってますます特徴付けられたアメリカを写しだしている。
Garry Winogrand, Lake Tahoe, 1964 © The Estate of Garry Winogrand
「Wignorand 1964」(アリーナ出版)の著者でもあるトゥルーディー・ウィルナー・スタックがキュレーションを手掛けた、ゲイリー・ウィノグランドの作品を紹介する展覧会は、アリゾナ大学のクリエイティブフォトグラフィーセンターを皮切りに、2001年9月27日までシカゴ現代写真美術館で行われている。
Winogrand 1964
会期:2003年7月25日(金)〜9月27日(土)
会場:The Museum of Contemporary Photography, Columbia College, Chicago
住所:600 South Michigan Avenue, Chicago, IL 60605
TEL:+1-312-344-7104
https://www.mocp.org
Text: Matt Smith
Translation: Naoko Fukushi
Photos: Courtesy of Center for Creative Photography, University of Arizona