200OK

PEOPLEText: Naoko Ikeno

ウェブデザインで最も重要なことは何だと思いますか?

ウェブという手法において、ダイナミックで本質的なものが私たちは好きです。しかしこれまでに、それほど深くは探求されていません。近い将来のデザイン発達において、これは焦点になるだろうと私たちは考えています。そして、ハイ・バンドワイドの時代においても私たちは、自分たちの表現のために使うさっぱりして不要なものが削ぎ落とされたようなデザインやデザインの中にある個性が好きです。

今月のシフトカバーデザインの制作にあたって、イメージしたことは何ですか?

特に考えませんでした。ただ、何かダイナミックで、私たちのスタイルと「シフト」を一緒に届けるような、そしてそんなに重くないものを作りたかっただけです。

ドイツ、ベルリンで活動することについてどう思いますか?

ベルリンは、今でもヨーロッパのグラフィティライティングの首都です。だから、毎日の生活の中で、モチベーションを高め、影響力のあるものは沢山あります。もっといえば、ベルリンは、生産的にさせるような環境を約束しているといっていいほど鮮明なのです。

ドイツのインタラクティブアートとマルチメディアシーンについてどう思いますか?

私たちが見る限り、つまらないなあとおもいますね。でも、たとえ沢山の破壊があろうとも、良いものを見つけることもあります。例えば、ごちゃごちゃのコンピュータークラブ「IECCCベルリン」の何人かが作った、ベルリンのハウス・デ・レウラースの正面を照らすインスタレーションなど。

日本についてはどう思いますか?

ヨーロッパ人が典型的に抱くような日本像しか持っていないんです。クリアで明るい。無。きれい好きで正確。慎み深い。その反面、変などぎつい色も氾濫している。こういうのが、ヨーロッパ人が日本に対して抱く、相反するイメージですね。正確さと純粋主義という点でドイツと日本のモダン・デザインは似ているように思います。僕達がそういうスタイルが好きだって、分かるでしょ?

現在最も興味があるのは何ですか?

ころころ変わるんですよね。現在3Dモデリングとテクスチャリング、アニメーションのスキルを磨こうとがんばっているところです。また、C+++とオープンGLプログラミングで頭がいっぱいです。2人の大きな興味は、インフォメーションのビジュアル化と共同作業の組織、視覚化になってくるでしょう。

好きなビジュアル・グラフィックデザイナーは誰ですか?

前田ジョンと、彼の美的にコンピューターを操作するグループによる作品が好きですね。それから、OTLエイチャーや、フランスの地図製作者ジェイキュス・ベーティンのように、頑固なセオリーを持った人たちも好きです。

最後の質問です。今後の予定について教えてください。

まず、200OKを活発な状態に保ちたいので新しいアイディアを展開したり、新しいものを頻繁に入れたりしたいです。他には、海外のデザイナーとコラボレーションしてできるだけ沢山のインスピレーションを受けたいと思っています。

200OK
住所:114 Schönhauser Allee, 10439 Berlin, Germany
hnehls@200ok.de
https://www.200ok.de

Text: Naoko Ikeno

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