200OK
PEOPLEText: Naoko Ikeno
今月、SHIFTのカバーデザインを制作してくれたのは、ドイツ、ベルリンを拠点に活動する200OK。ニューメディアでの変化を探究し、プログラムをベースに多くのインタラクティブ作品を制作しながら、大規模なプロジェクトも手掛けている。「ファイト・ザ・フラッシュイズム」をスローガンを掲げ、活動する彼等。その姿勢についてお話を伺った。
まず初めに、自己紹介をお願いします。
GBLAHAKとHNEHLSの2人からなる、200OK-ファイト・ザ・フラッシュイズム。ベルリンが拠点です。
最近はどのような活動をしているのでしょうか?
夏の間は、リラックスできる時間を取って、コラボレーションのプロジェクトに向けてのアイディアをいくつかまとめていました。ここ何週間かは、ブールベースの検索可能なリンクコレクションに取り組んでいました。ヘビーなものです。見ていてください。
どのようにしてウェブデザインを始めたのですか?
もともとそんなにウェブデザインを深くやった事はないです。ベルリン・ファインアート・ユニバーシティでインタラクティブのアプリケーションとサービスから始めました。ニュー・メディアにおける根本的な変化を探求、理解し、そのためのグラマーを確立するという事を目的に活動でした。3年後、未発表のストックが沢山たまってきたんです。それでオンラインで発表する事にしたわけです。
「ファイト・ザ・フラッシュイズム」で最も重要な意義というのは、どのようなものでしょうか。
フラッシュイズムと戦うということは、インターネット、デザイン、金儲けに関するリアクションに対してのムーブメントの一つだと捉えています。ファイト・ザ・フラッシュ・イズムはあるツールに対しての論ではなくて、どのようにしてそのツールが使われるか論じているものなんです。商業活動がどうやってデザインの淀みを示しているか。フラッシュによって、構造の知識がなくてもそこそこやっていく事ができるようになりました。それこそがデザインの発展における疑問点なんです。僕達はTシャツのデザインもしています。
最近のプロジェクトについて教えてください。
先に述べたとおり、私たちは膨大な量のリンクデータを簡単に検索できるようにして管理するツールを完成させたところです。もうすぐ、オンラインになります。そして今度は、そこでフィーチャーするサイトを集め始めました。デジタルのリアルタイムビデオ操作とフェイス認識による卒業プロジェクトとインスタレーションを構築しているのと、普通のペイントローラーの使用目的を、音楽演奏可能なツールとして変えてしまうという作品を完成させたばかり。楽しいです。
インスピレーションや、アイディアはどのようなところからくるのでしょうか?
幸運なことに、私たちの興味はとても幅広いので、一つの大きなトピックに焦点を置くということはしていません。その一方で、私たちどちらも異なる個人的背景を持っています。一緒に活動するとき、そのことはとても有益なのです。
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