オノ・ヨーコ展「FLY」

HAPPENINGText: Wee Ling Soh

Yoko Ono - Fly

ONOCHORD(オノ・コード)」の考えはいまだ受け入れることができないが、このドキュメンタリーを見た後、彼女に対する皮肉な考えはすべて消えた。

オノ・ヨーコは、愛する人への感謝の気持ちの必要性を、見ている僕らに思い出させてくれる。ジョン・レノンの「イマジン」を何度も繰り返し聴いて、頭にたたきこまないと分からないならそうするといい。伝え方というのは、ただのチャンネルのようなものであって、最も大切なのはそこから伝わってくるメッセージなんだ。彼の歌がそうであったように。

また、オノ・ヨーコ展「FLY」は、一人で味わうのがおそらくベストであろう展示である。きっと、彼女の作品が好きな友人とここへ来ていたとしても、今日実際一人でいたよりも早くこの会場を去っていたであろう。

録音された鳥のさえずりとともに、むき出しのままあちこちにアートがちりばめられた部屋の中で、このアーティストの信念を考えるには、ある程度彼女への誤解を晴らすことが必要となってくる。当初のシニシズムを突破ってしまえば、彼女の伝えたいメッセージを明らかに伝わってくる。

人生の基本の中で、彼女が終世信じている一番大切なもの、「愛」、「平和」そして「希望」。

Yoko Ono - Fly

オノ・ヨーコが自身のひとつの作品についてこう述べている。『繭は飛び立つために去った子宮である。わたしたちがどこから飛んできたのかを見せたかった。』と。

オノ・ヨーコ展「FLY」
会期:2008年11月23日〜12月15日
会場:Ke Center for the Contemporary Arts
住所:No. 613B, Kai Xuan Rd., 200051, Shanghai
TEL:6131 3080
ke@kecenter.org
http://www.kecenter.org

Text: Wee Ling Soh
Translation: Fumi Nakamura
Photos: Wee Ling Soh

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