ネクスト・フェスティバル 2006

HAPPENINGText: Emanuelis Ryklys


“Film about us”, Pedro Lino (Portugal)

ポルトガルのペドロ・リノの「フィルム・アバウト・アス」は好きだ。手書きスタイルのアニメがとても皮肉的だった。スイスのバーとヴァッセンの「ダークルーム」には、2Dや3Dのエフェクトが様々にかけられていてとてもステキだがやはりありふれたもののように思えた。フランスのジーヌ・マディックの「テイク・ユア・タイム&ルック・アット・ミー」は暖かくて静かだった。


“Little blue journey around the house”, Paul Paper (Lithuania)

ポール・ペーパーのゆったりした「リトル・ブルー・ジャニー・アラウンド・ザ・ハウス」は、なんて短い!なんとカラフルだ!ジウム・イジウムの「タデリ・タデリ」はうらやましいということのおかしな側面について描写した。私は窓から列車をのぞき始めた。でも次のフィルムで私の注意は連れ戻された。


“Tenedos”, Ethem Ozguven (Trukey)

エセム・オズグヴェンはトルコからエキゾチックな「テネドス島」をつれてきた。みなリトアニアの雪を忘れてしまうほどだった。アイルランドのテリー・オレーリの「マエルストローム」はシュールな夢を思い出させた。なにか似たような、だれもがもったことのあるような夢。面白い、そして独創的だ。


“Between you and me”, Patryk Rebisz (Poland)

ポーランドのパトリック・レビッツと目を惹く「ビトウィーン・ユー・アンド・ミー」が最終プログラム。ナイスなストーリーと構成だ。

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