六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2016

HAPPENINGText: Alex Hiroki Coles

約40組を越えるアーティストの作品を周遊しながら楽しめる現代アートの祭典「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2016」が、今年も2ヶ月間に渡り、神戸市の六甲山上で繰り広げられている。

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「夢の山(眠る私)」山本桂輔、2016年、六甲高山植物園 © 山本桂輔 小山藝術計画提供

六甲ミーツ・アート 芸術散歩は、六甲山上にある六甲高山植物園、六甲カンツリーハウス、六甲オルゴールミュージアムなどが会場となっている。

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「Animal 2016-03-B1」三沢厚彦、2016年 © 六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2016

六甲ケーブルに乗ると、三沢厚彦の木彫作品である「アニマルズ・シリーズ」を見る事ができる。ケーブルカー車内には、その多種多様な同シリーズの一部であるクマが立っている。

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「Sights of Memories –日本観光記念門–」谷本研、2016年 © 六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2016

六甲山上駅で下車すると先ず始めに目に入るのは、谷本研による様々なペナントからなるインスタレーション「Sights of Memories –日本観光記念門–」。谷本氏が長年にわたって収集したペナントには、六甲に訪れた経験と思い出が詰まっているようだ。これらのペナントの一部は六甲山のお土産として購入することができる。

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「起伏のテーブル」森太三、2016年 © 六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2016

近年、展示空間内に架空の風景を表出させる作品を発表している森太三による作品「起伏のテーブル」。とても大きなテーブルは張り子でできており、凹凸で六甲山の景色を表現している。

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