モビウム・ファイナルツアー
モビウムは、河村陽介が2005年に立ち上げ、今年で10年になる移動型バスミュージアム。車体の老朽化により、長距離移動は難しくなってきたため、今までお世話になった場所へ挨拶回りをする長距離ツアー「モビウム・ファイナルツアー」を計画した。
NPO法人 淡路島アートセンター
河村氏は2011年からメディアアート作品を作るプロジェクト「ノード」を主催し、月2回「メディアアートの勉強会」を開催してきた。2012年「プロジェクションマッピング」、2013年「ウェアラブル」、2014年「音と光」と毎年テーマを決め、アイディア出しからプロトタイプ制作・実験・展示までを行なっている。2015年はテーマを「モビウム」(移動、ジオ)とし、1年間かけて勉強会を開き、参加者やモビウムに興味を持ったアーティストが作品を展示。
元市バスのモビウムは高速用ではないため、ファイナルツアーはひたすら一般道をゆっくり移動するというハードな旅となったが、無事に帰って来られたので、クルーの一員として旅行記をここに記そうと思う。
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)
3月15日 情報科学芸術大学院大学(IAMAS)
初日のため、設置や実験を兼ねた展示。夕方には色々整い、夕方のミニツアーとプレゼンには、人が集まって楽しんでくれた。
名古屋大学豊田講堂前 名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」
3月17日 名古屋大学豊田講堂前 名古屋大学プロジェクトギャラリー「クラス」
さすが名大。専門的な意見を言ってくださる方がいたり、落書きではなく、バスの黒板に子供が数学研究者に習った数式をびしっと書いてくれたことに驚いた。
バスで巡回した作品群
3月19日~20日 信濃毎日新聞の新社屋建設予定地
旧市街に新しい建物を建てる場合は遺跡発掘が必須とのことで、新社屋建設予定地ではあるが、発掘現場が会場となった。観光地や、街の中心地を行き来する人々が観に来てくれた。松本は魅力的な街だった。20日の夕方17:00頃に松本市を出発し、深夜2:30頃に浜松に到着。山道は険しかった。
TAKE SPACE FabLab浜松
3月21日 テイクスペース ファブラボ浜松
東ふれあい公園は、テイクスペースというファブラボの展示物とコラボで、ちょっとしたテーマパークのようになった。沢山の子供たちが思う存分遊んで行った。22日夜に大垣を出発し、朝に淡路島に到着。
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