「デジタル革命:映像、デザイン、音楽からビデオゲームまで」展

HAPPENINGText: Mike Sullivan

「私たちのデジタル未来」と題された展示会の最後のセクションは、未来に向けたものとなっており、次に来たる可能性のあるものに焦点を当てているデザイナーやアーティストを紹介している。例えば、レディー・ガガの「ハウス・オブ・ガガ」の技術部門であるテックハウスのロンドンを拠点としたスタジオXOのファッション技術と並び、着られる技術や、太陽光発電のファッションの可能性を探るプロジェクト、ポーリン・ファン・ドンゲンの「ウェアラブル・ソーラー」(2013)などが取り上げられている。

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Digital Revolution installation images, Our Digital Futures section, Barbican Centre, 2014, © Matthew G Lloyd/Getty Images

展示会の他のセクションとは一線を画している「インディ・ゲームズ・スペース」では、現代の国際独立プロ開発者らによるゲームをプレイできる。アレキサンダー・ブルースによるアンチチェンバー、エド・キーとデヴィッド・カナガによるプロテウス、ジェノヴァ・チェンによるジャーニー、マイク・ビセルによるトーマス・ワズ・アローンなどのゲームが用意されている。

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Digital Revolution installation images, Umbrellium’s Assemblance section, Barbican Centre, 2014, © Duncan McKenzie

さらに、バービカンの劇場スペースには、アンブレリアムのウスマン・ハックとドット・サムセンがアセンビュランスと呼ばれるアートワークを作り上げた。来場者が暗い廊下を通ると、そこには、メインエリアに到達するまで、「後ろを見て」、「両腕を挙げて」などの指示が一方の壁に書かれている。頭上から降り注ぐレーザー以外にライトはない。しかし、そのレーザーは、手で掴み、操れるような通常のレーザー光ではないのだ。ライトには扱いにくいものや、掴みにくいものがあるため、つまり捕まえるためには協力が必須となる。であるから、注意しなければならない。

Digital Revolution
“An immersive exhibition of art, design, film, music and videogames”

会期:2014年7月3日(火)~9月14日(日)
時間:10:00〜18:00
会場:Barbican Centre
住所:Silk Street, London EC2Y 8DS
TEL:+44 020 7638 4141
https://www.barbican.org.uk

Text: Mike Sullivan
Translation: Ayana Ishiyama

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