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「デジタル革命:映像、デザイン、音楽からビデオゲームまで」展

HAPPENINGText: Mike Sullivan

バービカン・センターの最も良い点は、この偉大な多用途会場には待っている間もかなり見るべきものがあることだ。あるいは、カフェやバーでひと休みすることもできる。展示スペースに入ると、最初に、時代を遡って1970年代から現代までのハードウェアとソフトウェアを実際に使用できる、デジタル考古学のセクションがある。

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Digital Revolution installation images, Digital Archaeology section, Barbican Centre, 2014, © Matthew G Lloyd/Getty Images

来場者は、ポンなどの古典的なゲームをプレイしたり、ティム・バーナーズ=リーによる至上初のウェブサイトを閲覧したり、単純に、何十年か前に人気があったが、現在では珍しい機械を見ることができる。例えば、家庭用に販売された最初のコンピューターのうちのひとつ、シンクレアZX80や、最初の音楽シンセサイザーの例さえも展示されている。このセクションの特に魅力的な一面は、幼い子供たちこそが多くのゲームをプレイしていた事実であり、彼らが完全に夢中になっていたことだ。

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Digital Revolution installation images, We Create section, Barbican Centre, 2014, © Matthew G Lloyd/Getty Images

「ウィー・クリエイト」と題されている次のセクションでは、来場者が電話を使って鳴らすことのできる、まるで鳥のような携帯電話があるだけでなく、マインクラフトが設置されていて、実際にプレイ可能なので、オンラインコミュニティにも認知を広げているといえる。このエリアで注目すべきところは、ジョニー・キャッシュ・プロジェクトと呼ばれる、クリス・ミルクとアーロン・コブリンのクラウドソーシングのトリビュートサイトである。

来場者はジョニー・キャッシュのオンライン映画トリビュートへフレームを作成することができる。次のセクションは「クリエイティブ・スペース」だ。このエリアは、映画「ゼロ・グラビティ」と「インセプション」が作られた手法についての説明と共に、映画の視覚効果を学ぶことができるので、映画ファンに好まれている。「ゼロ・グラビティ」の展示では、複数のスクリーンでどのようにこの映画が一つに紡がれたのか知ることができる。

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