アート・ステージ・シンガポール 2013
今年で3回目となるアート・ステージ・シンガポール2013が開催された。世界各地からコレクターやアーティスト、アートファンらが集う一大イベントであると同時に、シンガポールのアート経済を盛り上げる機会ともなっている。最近では、ギルマン・バラックス(アジアの現代アート発信地とも言われるシンガポール最大のアートスペース)のオープンや、チャンギ空港に隣接するアジア初となる美術コレクションの管理・取引を行うシンガポール・フリーポート、ナショナル・アート・ギャラリーのオープンが控えるなど、シンガポールがアジアのアートシーンを先導するエリアになりつつある。
18の地元のギャラリーを含む、130以上(3/4がアジア太平洋地域から)のアートギャラリーがそれぞれのコレクションを紹介したアート・ステージ・シンガポール2013。2012年の11月に開かれたアフォーダブル・アート・フェアに続いての開催となったアート・ステージでは、アートがより手頃で身近になりつつあるのと同時に、よりプレミアムなアート産業を始動させる役割を果たした。
Fost Gallery
いくつかのギャラリーは、一人のアーティストにフォーカスし、ストーリー性を持った作品紹介を行った。地元のフォスト・ギャラリーでは、スークーン・アンの工芸作品を展示。スポットライトの下には、彼女によって魔法をかけられたかのような、結晶化したパンの作品が展示された。
Ai Weiwei’s “Aibudao”
そのほか、草間彌生のドットがちりばめられたギャラリーには、ウォーホルやピカソ、アイ・ウェイウェイの「アイブダオ」とエリック・ソウによるコラボレーション作品やなど現代アートのマスターピースがが並んだ。
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