SHIFT 2010 カレンダー

THINGS

Shift 2010 Calendar / Mario Sughi

マリオ・スギ(イタリア)

イタリア出身のイラストレーター。アイルランド在住。イギリスのポップ・アーティストのデイヴィッド・ホックニーを思わせる、一貫したルーズでアーティスティックなスタイルと鋭いユーモアを融合させる作品を手掛ける。イタリアのイラストレーター協会とアイルランドのイラストレーターギルドのメンバー。

作品解説:この作品では、カラフルで美しいイメージで、その意味があるとすれば、最小限で不確かなものを表現しようと試みた。作品のタイトルは、「2人の友達」か「待合室」。後者の場合、私たち全ての人が住んでいるこの世界を待合室と見立てて描写したことが分かるだろう。

Shift 2010 Calendar / NANOOK

ナヌーク(日本)

NANOOK(ナヌーク)。1984年、東京生まれ。中学、高校と山奥にあるキリスト系の全寮制で育つ。あまり知られてはいないが、当時はダニエル・黙示録研究会に所属という暗い過去がある。しかし、大学時代に行ったアラスカで30分にも及ぶキングサーモンとのファイトにより、周りから徐々に認められる存在に。
現在は、「A Delicate Relation You & Me.」でデザイン、ドローイング、企画営業を担当。また、地震学者「マグニチュード高橋」としての顔を持つ。だが、その情報源はナショナルジオグラフィックだ。

作品解説:1996年、ここは聖蹟桜ヶ丘。まだYouTubeが無かった時代。
自分にはバイオリン作りの才能が無いとわかった聖司は狂ったようにスケートにのめり込んだ。まるで過去の思い出を捨て去るように。。。
初期カーカス周辺を聴きすぎた聖司は、いつしか青木隼人を聴くように。
でも、ゾンビと化したレイハラカミの群れからは絶対に逃げられやしない。絶対に。

Shift 2010 Calendar / Martin

マーティン / ファンクフー(チェコ共和国)

1980年チェコ共和国・プラハ生まれ。グラフィックデザインを学んだ後、フリーランスデザイナーおよびアートディレクターとして活躍。2000年に卒業制作の「ファンクフー」プロジェクトをスタート。プロジェクトはアーバンカルチャー雑誌としてスタートしたが、すぐにマーティンのブランドや個人業務として手掛けることに。ファンクフーという名のもと、国内外のクライアントと共にクリエイティブな業界で活躍。彼の作品は、アートとデザインや、キッチュでグラマーなものとキャラクターデザインを横断する新しい方向性を見出すことが動機となっている。自ら始めたプロジェクトがその過程の副作用となっている。

作品解説:地元の税務署に何度も訪ねたことからインスパイアされて作った税金に関する作品。沢山の手がある官僚タコが、沼地のように何でも飲み込むような暗いカーペットの上で人を取り調べている。

Shift 2010 Calendar / Natsuki Arai

新井夏希(日本)

1986年生まれ。東京イラストレーションセンター所属。
イラストノート誌「第2回ノート展」大賞受賞。

作品解説:作為と無作為を繰り返して作りました。

SHIFT 2010 CALENDAR
発売:2009年10月20日
価格:1,260円(税込)
仕様:All Color / 28 p / 210 x 297mm
企画・制作・販売:SHIFT FACTORY
印刷:正文舎

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