SHIFT 2011 カレンダー

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2011年SHIFTカレンダー、12のビジュアル作品が決定!10月1日より販売開始。

フレッシュなクリエイター発掘を目的に、SHIFTの企画で2003年より毎年行われている「SHIFTカレンダーコンペティション」。8回目を迎えた今年の応募総数は、世界35カ国から1,623作品が集まった。そして、今年もその数多くの応募作品の中から12作品をセレクトし、2011年の1年間の月日を刻むカレンダーとなって10月1日よりオンラインと世界各地のセレクトショップで販売開始予定。

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世界中で活躍しているクリエイターの、その活動の舞台を広げるきっかけづくりを担うまでとなった「SHIFTカレンダーコンペティション」は、この8年間を通じ若手作家の登竜門として数多くの才能を送り出し、その数は去年までで96組に及ぶ。この活動を通じて多くのクリエイターに様々な出会いの場をつくり、そこから生まれるクリエイションの輪を更に広げていきたいという思いだ。

2011年、今年撒いた種もようやく芽を出す時期を迎えた。どんな風に開花していくのか楽しみな、若手クリエイターによるビジュアル12作品収録のカレンダーをお楽しみください。

Shift 2011 Calendar / 杉浦良平
mutant rabbit

杉浦良平(日本)

1986年、愛知県生まれ。イラストレーター。幼少の頃よりスケートボード、映画、モンスターから影響を受け絵を描く事に興味を持つ。現在はインスタレーション、アニメーションを制作しながら、Tシャツの制作も行っている。

作品解説:沼の近くの田舎の道を、スケートボードで滑走していたPUNK子供の前に突如現れたウサギのミュータント!その怪しい得意気なポーズをとる姿からは、いい奴なのか悪者なのか判別できない。奥に見える古い家は無人なのか?それともウサギの住処なのか?

Shift 2011 Calendar / Johan Björkegren
The march / lead pencil on mohawk superfine paper / 66 x 101cm / 2009

ヨハン・ビョルケグレアン(スウェーデン)

スウェーデンの西海岸出身。31才。現在はストックホルムを拠点にアーティスト兼イラストレーターとして活動。2005年にデザイン系大学を卒業後、イラストレーターとして活躍。その間、アーティスト活動にも目覚める。音楽、映画、グラフィックデザイン、自然やアングラなコミックなどをインスピレーションに、疎外感や反ユートピア的な風景を題材とした白黒作品を制作している。

作品解説:スウェーデンのフォーク、サイケ、メタル、スワンプ・ブルースなど、去年の冬によく聴いたスウェーデンの音楽からインスピレーションを受けて制作。ゴシックで神秘的な美のフィルターを通した、スウェーデンの森とルイジアナ・スワンプをミックスした風景です。

Shift 2011 Calendar / Karo Akpokiere
Sneaker Transition

カロ・アポカレラレ(ナイジェリア)

ナイジェリア・ラゴス出身のアーティスト/デザイナー。絵を描くことに貪欲。描いた絵が、視覚的にアクセス可能なひとつの方法として、様々なメディアでどのように応用されているのか、ということに深い興味を抱いている。現在もラゴスを拠点に、日々絵を描きつつ、www.seekproject.comwww.theseekproject.wordpress.comを運営している。

作品解説:もし、僕たちのまわりにある愛すべき無生物体がその機能を選択できるオプションをもっていたとしたらどうだろう?もし、受動的で従順なやつらが、その反対に活動的で積極的になったとしたら?その機能の変化は、やつらがどう知覚されデザインされているかということに、どんな影響があるだろうか?空間が黒い線で覆われているこの絵は、この場合は靴の反逆と攻撃をする物体として、そのシナリオを視覚的に表現しようと試みる。さて、あなたならどうする?

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