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トビー・ヤン

PEOPLEText: Justin Tsui

トビー・ヤンは、ハッピーなメッセージが込められたカラフルなグラフィックとキャラクターで私たちを笑顔にしてくれる。この香港在住のデザイナーは、自らの作品を人々とのコミュニケーションの手段としてだけではなく、社会問題を解決するツールとしても使っている。作品で使われる明るい色は、何も我々の注意を引くことだけが目的ではない。彼の作品は、バンズやMINDstyleなど数々のインターナショナルブランドの目に留まり、数々の面白いコラボレーション企画を実現してきた。そして、世代で最も才能のあるデザイナーとして「40 under 40」で名誉ある賞を受賞した。

Toby Yeung

最初に自己紹介をお願いします。

香港生まれ、香港在住のトビー・ヤンです。グラフィック、イラストレーション、キャラクター、フィギュア・デザインなど様々なスキルを使い分けながら、アーティスト、デザイナーとして活動を行っています。「CUBEMEN(グラフィック・デザイン)」、「tobyHK(フィギュア・デザイン)」、「Skullove(Tシャツデザイン)」などいくつかのブランドでの活動を通して、他のフィールドで活躍する世界中のデザイナーと多くのイベントやコラホレーションを行ってきました。また、「Get it louder」、「useagain-asia」、「CustomizeMe」 など多くのメディアで、自分自身のアートワークを発表しています。

Toby Yeung

非常にアニメ風でカラフルなキャラクターデザインですが、どこからデザインのインスピレーションを得てますか? またキャラクターたちに込められた共通のメッセージはありますか?

私にとってキャラクターデザインとは、自分自身の周りで起こる物事の反映なのです。あるキャラクターシリーズは、ある日アイスクリーム屋さんで見たアイスの色と形を元に作っていたり、またあるシリーズは、全て私の友達をキャラクターにしたものだったりします。全然似ていないと言う友人もいますが、私にしてみれば、それぞれ独特の特徴を持っています。

色については、実は個人的には黒が大好きなんですが、作品は自然とカラフルになってしまうんですよね。おそらくその制作過程を本当に楽しんでいるからでしょう。基本的には、自分を素直に表現して相手とコミュニケーションがとれるような、シンプルなグラフィック、シンプルな色使いが好きです。

自分自身の作品を一つの道具として使い、人々の社会問題に対する意識を高めたいと思っています。それが常に私のデザイン哲学です。

Toby Yeung

デザイナーの一人として、「KLOMP! exhibiton」に参加されていますね。展覧会とあなたの作品について教えて下さい。

地元のオランダ総領事館の招待を受けて、香港と中国のアーティストやデザイナーが「KLOMP! exhibiton」に参加しました。私は、一人前の天使になるために最終試験を受けなくてはならない子供の天使というアイディアで作った「angelhoods」というキャラクターシリーズを出展しました。作っている間は本当に楽しくて、沢山のインスピレーションを作品から貰いました。機会があれば壁とか部屋に書きたいと思っています。そうすれば、彼らがきっと良いインスピレーションを与えてくれると思っています。

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