ルル

PEOPLEText: Kyoko Tachibana

ルルは、北京在住の若きモーション/グラフィック・デザイナー。SHIFTで先日まで掲載していたゲット・イット・ラウダーの広告モーション・グラフィックも彼女の手によるものだ。多くのクライアントワークを獲得し活躍中の彼女だが、個人的な創作活動も積極的に行っている。789芸術区で展覧会を開催中の彼女にお話を伺った。

Lulu

まずはじめに自己紹介をお願いします。

ルルです。グラフィック・アーティストです、というよりもビジュアル・アーティストという方がしっくりくるかもしれません。現在は北京でフリーランスに活動中です。
山東で生まれ、アートを勉強しました。1996年に北京に引越してきて以来ずっとここに住んでます。少しの間、東南アジアで働きましたがまた北京に戻ってきました。モーショングラフィック・デザイナーとして働き始めたのは1998年からです。

Lulu

798芸術区での展覧会について教えて頂けますか?

798での展覧会は「コットン・イン・アート」というテーマで、私はその参加アーティストの一人です。

アメリカのゴルフのユニフォーム・メーカーからの依頼だったのですが、アイディアはゴルフのハウ・ツーを、お札を数える機械で、パラパラ漫画で見せるというものでした。なぜゴルフの説明書かって?それは、ゴルフを知らない人は一生ゴルフ用品を買わないでしょう?だから教育から始めようと思ったのです。よく使われるマーケティング方法ですが、需要を作り出すことが私の役目なのです。世に広まれば、もっとビジネスが動いていく可能性がありますしね。

単なる解説ビデオでは、面白くないので、そのかわりに私は“失敗を重ねれば早く上達する”ということを基に、人々がよくする失敗を見せることにしたのです。

展示ではゴルフコースのセットに、3つのお札数え機の使い方を説明するために、ライトニング・ベイブという私のキャラクターにドレスアップした3人の女の子がいます。

お客さんの反応はどうでしたか?

最初は女の子達がお札の束をお札数え機に入れて見せるまで、何が起こるのか分からなかったようでしたが、仕組みを理解した後は映像を楽しんでいました。映像の中身はそんなに重要ではなかったようで、人々の大抵のリアクションは、「パラパラ漫画のようになっているんだ、なるほど」といった感じでしたね。

Lulu

北京での活動はどうですか?

自分自身にとっていいステップ・アップの機会だと思っています。

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