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マイケル・ヤング

PEOPLEText: Wakana Kawahito

マイケル・ヤング
Magis Dog House, Magis, 2001

自分のデザインスタイルはいつ、どのように確立されていったのですか?

はじめは、学生の頃にワークショップで学んだことや、身近で起こったことからインスピレーションを受けていました。今振り返れば、まだその時は全然アマチュアレベルだったと感じます。1992年には「Woven Steel Light」を作りました。その後、95年には「Magazine Sofa」を作り、その頃から国際的なマーケットに受け入れられているという実感が沸き始めました。

マイケル・ヤング
Magazine Sofa, E&Y 1994. Astro Bar Iceland, 2001

どの作品が最もマイケルヤングらしいですか?

考え方は常に変化しているので、一つを選ぶことは難しいです。強いてあげるとすれば、今デザインをしているオリーブオイルのボトルのプロジェクトでしょうか。それはすごく気に入っています。

あなたのデザインに対するアプローチの手段は、コンサルティング的ですよね? ブランド開発の際、どのように解決策を見いだしているのですか?

私はデザインにおける全てのことを行わなくてはならないのです。クライアントが私を信頼してまかせてくれたら、その分私は結果を出さなくてはいけない。
消費者のことを正しく理解して、市場の中で的確な場所に商品を発表し、最適な宣伝方法を得ること。それを手助けするために私はデザインをしています。問題の解決方法はクライアントの状況やプロジェクトの条件によって様々で、その都度最適な手段を選んでいます。

マイケル・ヤング
Skin with Katrin Olina, Firenze, 2007. Photo: Courtesy of Carlo Lavatoni

デザインをする上でもっとも大切にしていることは何ですか?

誠実さですね。
クライアントにとっても私にとっても“リアル”なものを作ることを重視しています。

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