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マジカル・キャンプ 2007

HAPPENINGText: Emi Honma, Madoka Suzuki, Manami Okumura

RO(アールオー)=逆浸透膜(ぎゃくしんとうまく)とは、ろ過・ろ過膜の一種で、水を通しイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない性質を持つ膜のこと。その名のように透明感のある爽やかなメロディが会場に響いてきた。4人が奏でていく青空を駆けるようなインストの曲は、3台のシンセサイザーの優しく繊細な音がそれを一層引き立てた。ソロのパートでの少し儚げな音は夏の終わりを思わせるようであった。

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RO

夕方になり人も増えはじめたころsleepy.ab(スリーピー)が登場。昨年の地元FM局でのメガプレイや今年のライジングサンへの出演もあり、認知度を引き上げた彼ら。どこかなつかしいメロディが大空へ広がっていく。

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sleepy.ab

ノスタルジックなメロディに重なるボーカル成山剛の寂しげな歌声に引き込まれていく。「夢に落ちて」のフレーズが印象的な楽曲「soner」のブレイクで、ボーカルとコーラスの声が合わさった一瞬、時が止まったかのような不思議な感覚を覚えた。陽はまだ落ちない。夕陽もステージの一部となって彼らを照らしていたようだった。

その後夕焼けを楽しみ、日も沈みステージ前がさながらクラブのようになったころ、札幌を代表するヒップホップ・チーム、MIC JACK PRDUCTIONが登場。会場もヒートアップしていく。

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Hitomitoi with Mai Fujinoya

そして、一十三十一 with 藤乃家舞。普段はベーシストとして活動する藤乃家舞がギターを手に登場。一十三十一とはアルバム製作を共に行っている。当日はキーボードとドラムを含めた4人でのステージ。一十三十一は存在感のある小悪魔的オーラを放ち、ひらひらと月夜に舞う様は、さながらティンカーベルのよう。

古い曲から最新アルバムの楽曲までアレンジを加えたセットで観客を魅了。『寒くなったらカレーを食べて、チャリーティに参加してね』と観客にメッセージを送った。手作りのイベントで始まったばかりだけれど来年も必ず実現したいと抱負も語ってくれた。

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スティーヴン・チータム
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