エリア3
エリア3は、明確なスタイルをもち、多くの分野で活躍する注目グループ。実験的インタラクティブに対する興味と彼等の持つ多様性(アート、ウェブ、ビデオ、音楽)は、素晴らしいアイディアと相まって、現在の彼らのスペインにおける高い知名度を作り出した。
オンラインプロジェクトについて
www.area3.net/barcelona/acube/
www.area3.net/barcelona/reisender/
www.area3.net/barcelona/situquieres/
www.area3.net/barcelona/next/
www.area3.net/barcelona/web00/
オフラインプロジェクトについて
CD-ROMと雑誌のエボルティブ、N°9は、ヴァサヴァと手掛けました。あとは、オリンピック博物館。映像と連動する照明のデザインと、スイス、ローザンヌのオリンピック博物館で開かれる永続的なオーディオビジュアルショーのビデオ制作。
自分達の作品を定義するとしたら?
楽しみ、学び、経験し、クライアントの期待を裏切らないように頑張っています。
普段達成目標としているラインを教えて下さい。
分類、規格化すること無く行う企画の現実性を考えると、プロジェクトは、それぞれたった一つの物だというのが僕達の見解です。全ての要素において確実に良い仕事をするためのあらゆる決断を考慮に入れるとき、こうした過程では、それぞれのチームメンバーが、ベストの判断基準を持っていると思います。実験的なプロジェクトは、僕達のクリエイティブの手段です。僕達が足を踏み入れるようになった分野での技術面や美学的な意味での長所は全て、こうした探究的作品から生まれています。そして、美学的長所の方は商業目的の企画に影響を与えるわけです。僕達はこのラインにおいて、プロであるのと同時に個人であるために努力することが必要なのです。実験とは遊ぶことであり、学ぶことです。このようなプロジェクトは、多くの分野に渡るものであり、僕達のこれからの可能性における重要性を最も良く表しているものでもあります。
コンスタントに変化はあります。可能性は広がり、そこからまた目の回るような早さで新たな可能性が生まれ大きくなっていきます。僕達はこのように、それぞれのプロジェクトに最も適切な方法を当てはめながら取り組んでいます。その方法は基本的なものから、規格化されたもの、あるいは最もリスクの高い最新技術を駆使したものまで様々です。僕達の作品の大部分は、必然性と語りかける世代の分析で占められています。それは、アイディアと結果を楽観できる可能性と、同様にある限界を見つけるためです。創造性、オリジナリティ、機能性はいつでも存在しているのです。僕達の目指すポイントは、古典的なグラフィックデザイン、商標デザイン、ポスター、フライヤーなどから出発しています。そして、インターネットに向けたマルチメディアプロダクション、CD、インスタレーションや音楽といった形になるのです。
スペイン国内のインディーズ・デザインについてどう思いますか?また国際的にはどうですか?
スペインは、他の国同様に良くやっていると思いますよ。ヴァサヴァ、イノスナ、エクスノグラフィクス、アティコ、グラスノスト、フィフティフィフティなどのような人材がいるのはとても素晴らしいことです。多くの、そして進歩的に活動するモチベーションを常に保つことができますから。
尊敬するスペインのデザイナーは誰ですか?
先ほど述べた人達と、ジョセップ・バガ、チャーリー・ブラウン、ラファマテオ、イプサム・プラネット、タイパーウェア、ダブル・ユー、ラ・モスカなどなど。
将来のプロジェクトは?
DEADARES.NET。 それからカリフォルニアの FAKE-ID の AIR を再編集するための「AE.プロジェクト」。ベニカッシム・フェスティバルでのスクリーニングもやる予定です。
Area3
1999年4月設立
住所:Perez galdos 7, 3サ Planta. 08012 Barcelona, Spain
www.area3.net/barcelona
barcelona@area3.net
Text: Aticco
Translation: Naoko Ikeno