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ロンドン・ファッションウィーク A/W 09

ロンドン・ファッションウィーク A/W 09の初日、ラストを飾るショーに、各国のバイヤーやジャーナリストが続々と詰めかけた。会場は、過去6シーズンに渡りLFWオフスケジュールのメインとなってきたボクソール・ファッションスカウト。本会場を超える期待と熱気の理由は、これから始まるショーのタイトルがストレートに説明してくれる。

「ワンズ・トゥー・ウォッチ (見るべきショー)。」

ロンドン・ファッションウィーク A/W 09ロンドン・ファッションウィーク A/W 09

ボクソール・ファッションスカウトの指揮により選ばれた4人の「最も才能のあるメンズ&ウィメンズウェア・デザイナー」のグループショーが、この第一回「ワンズ・トゥー・ウォッチ」。若いクリエイティブな才能を世界に発信するための、新たな試みである。

ロンドン・ファッションウィーク A/W 09

まず登場するのは、ワイト島出身の若干24歳のデザイナー、ル・フルックス。メンズとレディースを共に扱うフルックスのデザインは、オープニングにふさわしく、カラフルで楽しげなイメージ。物語から抜け出してきたような、とんがり帽子や熊の顔が胸に付いたジャンプスーツが、ファンタジックな世界を作り出している。英国製のファブリックを用い、パッチワークやニッティングの伝統的な手法を取うことによって、子供服を大きくしたようなかわいらしさの中に、エレガンスな大人のファンタジーを。

ロンドン・ファッションウィーク A/W 09

続くはセントラル・セントマーティンズ大学出身、クミコ・ワタリによる「migh-T by KUMIKO WATARI」。バギーなTシャツに、動物や気球のプリントがされたレギンス、それに大きなぼんぼりのついたニット帽というスタイルが主流。テキスタイルを専攻した彼女ならではの、絵画のようなテキスタイルのレギンスは、今後人気の出そうな予感。赤、オレンジ、紫をキーカラーにしたポップなコレクション。

ロンドン・ファッションウィーク A/W 09

軽快なロックミュージックとともに始まった、スタジオ805のコレクションは、赤と白のチェックで統一したインパクトの強いデザイン。リーズ出身のデザイナー、アンドリュー・バニスターによるたっぷりとしたシルエットの、けれどファーストフードの店員をも思わせる赤白チェックのスポーツウェアは、とにかく話題になること間違い無し。とりえず知りたいのは、モデルたちの口元を覆う、紅白のテープの意味は一体何?

ロンドン・ファッションウィーク A/W 09

最後はニットウェアデザイナー、アリス・パーマー。白、黒、茶色を基調としたフェミニンなパーマーのコレクションは、肩やパンツの腰の部分がポインティーに尖ったデザインと、キャットウーマンのような猫耳のついたニットの耳当て帽が印象的。オフショルダーに大きなボタンをあしらったケープはこの冬何度も目にすることになりそう。

新たな世代のデザイナーと、その若々しいクリエイションに、観客は大きな拍手を贈り、幕が落とされた。それぞれに全く違った個性を発表した4人のデザイナーの、今後の活躍を期待するとともに、新進気鋭のファッションデザイナーたちの、新たな登竜門となりそうな次回の「ワンズ・トゥー・ウォッチ」からも、目が離せない。

ロンドン・ファッションウィーク A/W 09
会期:2009年2月20日〜25日
会場:ロンドン
http://www.londonfashionweek.co.uk

Text and photos: Sayaka Hirakawa

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