コペンハーゲン・ファッションウィーク 2010
HAPPENINGText: Victor Moreno
コペンハーゲン・ファッションウィークは沢山の雨が降る中開催された。コペンハーゲンの様々なファッション団体は、新たなオールインワンとなるものをつくりあげた。つまり、スカンジナビアン・ファッション業界といわれるものだ。最前線で活動する才能ある北欧系デザイナーには、ピーター・イェンセン、ウッドウッド、ソウルランド、スタイン・ゴヤ、Visbøl de Arceの他、スウェーデンのミニマーケットで成功を収めたヘンリック・ヴィブスコフや新進気鋭のフィンランドのR/Hなどが名を連ねる。
ソウルランドは、スケートボードTシャツとしての歴史を残す、コペンハーゲンの新星ブランドだ。創設者と25才になったばかりのヘッドデザイナー、サイラス・アドラーはシャープでエッジのあるスーツなどソリッドなラインを手掛けている。実際、彼の2011年春夏コレクションでは、レナード・コーエンの詩「The Suit」から影響を受けている。
コペンハーゲンのアンダーグラウンドシーンから輩出された他のブランドで、近年では世界的なポジションにあるブランドのウッド・ウッドだろう。今回は秋冬コレクションよりさらに多くのオーディエンスのためにショーを行った。ティーンエイジャーのための2011年春夏コレクションのテーマは、「サニー・サイド・アップ」。彼らはフリーセンター・オブ・コンテンポラリーアートでショーを披露した。
一方、多くのデンマークの人々は、ピーター・イェンセンが世界をリードする新星だと思っているようだ。ロンドンに拠点を置く彼は、今回のコレクションのためにクリエイティブな色の組み合わせの「Abigail」を発表。パリ、ロンドン、ニューヨークで披露した。
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