スプツニ子!

PEOPLEText: Waiming

スプツニ子!の意味は?

高校の時のあだ名が、スプートニクだったんです。イギリスと日本のハーフなんですけど、背が高くて色白だったから、ロシアの ハーフに見えたらしくて。それであだ名がスプートニクになって、そこから「スプツニ子」に進化しました。
実は「Sputniko!」って最後の「!」マークがポイントなんですけど、皆見事に忘れてます。正式には「NEU!」みたいな感じで、スプツニ子!です。 叫ぶんです。
人に迷惑かけようと思ってわざとややこしい名前にしました。ゴメンナサイ。

スプツニ子!はどういうきっかけで始めたのですか?

実は大学の宿題で誕生しました(笑) その前は音楽を作った事がなかったんだけど、音楽の先生がホントに絶世の美男子だったので・・・カナリ気合を入れて5曲制作しました。
そしたらそれが好評で、友人達にに勧められるままライブを始めました。
その時の友達がメディアアーティストのウスマンとアイです。
ワキの下で奏でるバカな楽器が作りたいなぁ、と彼らとよく話していたんだけど、初ライブの時に彼らがArduinoで「ワッキー」の初代モデルを作ってくれました。

ワッキーはどうやって作られているんですか?

初期バージョンは、「Arduino」と「Proce55ing」を使っています。光センサーで光を感知するタイプで、それをワキの下にいれてワキを動かすと、光の量が変わって音が変わるようになってます。

今は、フラッシュと任天堂の「Wiiコントローラー」を使っています。Wiiコントローラーをワキの下に付けてワキを上下させ、その動作と加速度を感 知して音を出しています。Wiiコントローラーはワッキー君の中に隠れています。ワッキー君は毛糸ででき た6本足のワキモンスターです。

ワッキーはあなたの作品のひとつですが、自信作ですか?

ワッキーは自慢の子です! 新種のワッキーも生まれました。「DNAワッキー」、「アフロワッキー」と「ロボワッキー」。
もうすぐ、ワキ・シンフォニー・オーケストラでお披露目します。
観客の人にワッキーを付けてもらって、皆でワキで即興しようぜ、っていうコンセプトのオーケストラです。


スプツニ子!「I Remember You」

今のお気に入りのプロジェクトはなんですか?

気に入っているプロジェクトは「Bunny Tree」と「I Remember You」。両方ともパフォーマーに反応するインタラクティブなサウンドスケープです。

今気に入っている制作中の作品は「プログラム・ベイビー」。
生理痛とか妊娠とか・・・ 遺伝子を残す為に女の子は沢山の犠牲を払っているんだけど、もうそれにウンザリしてしまって「それじゃ、子供をプログラムしちゃおう!」 というノリでコンセプトができました。

プログラムを書くのに9ヶ月かかると思いますか?

あはは!それはいいかも(笑)
でも一回プログラムが完成すれば、一日に何人も子供ができます。

今後それをどうするつもりですか?

簡単なニューラルネットワークを使った学習のできる人工知能を作っています。
メロディーを学習させて、パフォーマンスで一緒に歌えたらいいな、と。
子供が何を学習して、どんなメロディーを歌うか、完全には予測できないけれど、そこが面白そう。

どれぐらいかかりますか?

構想をはじめてから、もう6ヶ月かかってます! 多分あと3ヶ月くらい必要ですね、ホントの妊婦みたい。
あんまり時間がかからないように、割とシンプルな知能を作ってます。


スプツニ子!「Bunny Tree」

「Bunny Tree」と「I Remember You」についてもう少し教えてください

「Bunny Tree」は3Dサウンドスケープです。音が3Dの中に配置されているので、その音に近づいたり周辺を動いたりすると、まるで3D空間で聴いているみたいに音の音量やパンが変化します。
ユーザーが森の中の特定の動物に近づく事によって音楽の構成(コーラスや VERSE、エンディングなど)が変化して生成されていくようになっています。

ストーリーは、母親を探そうとして森の中で迷子になってしまうウサギの子供のお話です。
ユーザーは、まるで自分も母親を探しているかのように、そのウサギと一緒に森を探検し、色々な動物と話します。
家族を失うこと、特に母親を失うことの恐怖をもとに作られました。ちょっと不気味でミステリアスな雰囲気をもっています。

「母の愛」に満ちあふれているようですね。

あはは。私、マザコンなんですよ。
母もプログラマーで、小さい頃から尊敬してます。

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