インジーニアム展
写真と工学 1846-2006
“Cracker”, Esso Raffinerie 2003© Thomas Weinberger
インジェニアム展は写真の展覧会である。この展覧会の会場となったボザールは世界各地164名の写真家による345点の写真を展示している。テーマは広範囲にわたり、「インジーニアム」つまりは「人間の巧妙さ」であり、その中に「ジーニアス(才能、天分などの意)」という言葉を見てとることができるだろう。
Car cemetery at Sims Metal, Perth Industrial Area, for recycling, Western Australia 1991
© Richard Woldendorp
展示は、地球、水、火、空気の4つのカテゴリーに分けられている。これらから、風船、飛行機、鉄道、炭坑、山火事、雷、橋、車、洪水、地震、宇宙への旅、摩天楼などの作品がおそらく想像できるだろう。
Shipbreaking #42, Chittagong, Bangladesh 2001 © Edward Burtynsky
この展覧会をアーティスティックに解説できるレポータが数多くいることは間違いないだろう。実際には、いい写真を単に集めた展示にすぎないのだが、足を運ぶに値するかと聞かれれば、値するだろう。
学生やお年寄り、無所得の人や教師などは割引を受けられるが、通常の入場料は7ユーロ。
インジェニアム -写真と工学 1846-2006- 展
会期:2007年7月6日~9月9日
開館時間:10:00 – 18:00
会場:Bozar, Centre for Fine Arts
住所:Rue Ravensteinstraat 23, 1000 Brussels
チケット・問い合わせ:+32 (0) 2 507 82 00
夜間開館:毎週木曜夜9時まで
月曜は150名以上の団体予約のみ受付
個人向けのガイドツアーは日曜日の次の時間より: 13:30 (英語), 15:00 (オランダ
語), 15:30 (仏語)
Text: Filip De Haes
Translation: Kyoko Tachibana