ジャパン 2001

HAPPENING

JAPAN 2001は、日英間の文化交流を目的とする1年間のフェスティバル。5月と6月にピークを迎えるこのフェスティバルは、アートやデザイン、ファッションといった若者世代のカルチャーから食べ物や宗教、そして伝統などの分野に渡って様々なイベントを繰り広げている。イベントそれぞれが感動的であったが、中でも我々の興味を惹き付けたのはJAMというイベントだ。

これこそ我々が長い間待ち望んでいたエキシビションで、非の打ち所のないほど素晴しいラインアップで行われた。このエキシビションは現代ファッション、グラフィックス、写真、アートの分野でのクリエイティブなアーティストの融合である。原寸大のチャッピー人形やサイラスのおもちゃ、エンライトメントのイラスト、ベイプのためにパッケージされたフューチュラ2000、ハッセン・カラヤンのエアメイル・パターン、資生堂のメイクアップコーナーなどなど・・・。

参加アーティストは、東京から、コーネリアス、エンライトメント、グルービジョンズ、ホンマタカシ、ナガシマユリエ、奈良美智、ニゴ/ア・ベイジング・エイプ、谷田一郎、アンダーカバー、吉本ばなななど。ロンドンからは、エアサイド、ハッセン・カラヤン、エレイン・コンスタンチン、ポール・デイビス、シェリー・フォックス、スティーブン・ゴンタスキ、ジェイムズ・ジャービス、ベン・ジャド、クリス・モリス、ジェシカ・オッデン、グラハム・ランスウェイト、シックス・エイト・セブン・シックスなど。

この小さなギャラリーでは、吉永マサユキ写真作品がやや広い形式で展示されている。日本のライダーを撮った吉永の作品は幾分楽しませるといった要素がある。モデルはカメラに向かってポーズを撮りながら彼等のバイクと共に白い背景にもたれ立っている。私たちがここで吉永の作品を見た時の感情はかなり整理しがたいものがあった。デイズド・アンド・コンフューズドの編集の作品を思わせる彼の作品であるが、写真に収められた瞬間はより焦点が定まっている。

アートマティック・ギャラリーはアートマティックプラスとスペースを共有している。アートマティックプラスはアートマティック自社ブランドの小売りやロンドンでは手に入りにくいもの、例えば日本の新刊雑誌などを購入できる場所になっている。この建物はアートマティックのファンとスタッフを繋ぐ橋となるような場所である。残念ながら我々が足を運んだ際には休館していたが、もしロンドンにいるなら絶対に行く価値はある。ウェブサイトでもチェックできる。

デパート、セルフリッジではトーキョーライフを1ヶ月間ロンドンにそのまま持ってこようというコンセプトを打ち出した。エレベーターガールやカラオケボックス、自動販売機といった日本の消費文化のなかで見られる物を紹介している。セルフリッジの外には(というよりはセルフリッジの一角なのだが)、コンビニエンスストアが特設された。ややがっかりさせらるのは事実だが、それでもやっぱり見てみたい。セルフリッジの中では東京の物があちこちに置かれている。セレクションは良いが、時々変なものもある。洋服の値段が高いのはやっぱりという感じだが、自動販売機で買うものもバカ高い。我々がここを訪れた時には、4人の日本人(?)の女の子がステージに立っていた。一人は日本の高校の制服を着ていて、もう一人はドラッグクイーンに扮していた。ABBAの曲を彼女達が歌っている時、彼女達だけではなく観客(たぶん日本人を含めて)も恥ずかしい気持ちになっていたはずだ。それでも彼女達は買い物客を惹き付けた。

トーキョーライフは、本当に対する正しい理解を生んだかどうかは定かではないが、東京や日本の事を知らない人達にその暮らしを紹介するこの上ない機会である。影響を受けやすいロンドンに住む人々を見れば、このイベントによって彼等が日本から受けた印象を知る事ができるだろう。

JAM: Tokyo/London
会期:2001年5月10日〜7月8日
会場:Barbican Gallery
住所:Barbican Centre, Silk St, London EC2
TEL:+44 20 7588 9023
http://www.barbican.org.uk

Text: Karl and Yasmeen
Translation: Naoko Ikeno

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