エイドリアン・ルナ

PEOPLE

今月のカバーデザインを制作してくれたのは、ロサンゼルス在住のクリエイター、エイドリアン・ルナ。ラテン語で「美しい」という意味を持つ彼のサイト「PURUS」では、その名のとおりシンプルで美しいフラッシュ作品を数多く発表している。
若干22歳にしてE-NEXUS STUDIOのシニアデザイナーとしても活躍する彼に、ウェブデザインを始めたきっかけや最近のウェブ事情などについていろいろとお話を伺いました。


まずはじめに自己紹介をお願いします。

エイドリアン・ルナ。E-NEXUSSTUDIO.COM のシニアデザイナーであり、PURUSDESIGN.COM のクリエイターです。
私生活では、隣人、友達、家族に優しく、僕の妻、アンバーともうすぐ生まれる子供を愛する普通の男です。彼らは僕を満たしてくれる存在です。今現在は、生活、友人関係、デザイン共に調子はいいです。足りないものがあるとすれば、睡眠時間です。

E-NEXUSSTUDIO.COM ではクリエイティブアーティストとして仕事をしているとのことですが、そこではどのようなことを手掛けているのですか?

すごく面白いことをやっています。日夜、最新のハードウェアで可能となる最新のメディアを押し進めています。それが僕のインスピレーションのソースとなっています。彼らと一緒に仕事をするのは楽しく、毎日を価値のあるものにしてくれます。

ウェブデザインはどのようにして学んだのですか?

僕の師匠である、ゾラン・ベリックからいろいろなことを学びました。過去4年間、自分自身のセンスを見つけ、それを進化させるために、実験的なプロジェクトを経験してきました。彼のおかげで、デザインを見て、感じて、呼吸することができるようになりました。感謝しています。

PURUSDESIGN.COM について教えてください。どんなことをやっているのですか?

PURUSDESIGN.COM は、もともとは僕自身を世界中のニューメディアスタジオに紹介するために制作したサイトです。今では毎週、世界中から4〜6の仕事の依頼があります。最近はRAZORFISHからも依頼がありましたが、今はVIR21E-NEXUSでの仕事に満足しています。転職する必要があると感じた時はそうしますが、今は不満は何もありません。将来的には自分自身のオフィスを設立したいと思っています。

サイトでは、美しく印象的なフラッシュ作品を数多く制作していますが、ポリシー、アイデアと、作品を制作するうえで心掛けている点は何ですか?

僕のデザインは実験的で、影響力を持っていると思います。僕のデザインを見てくれる人達のために、個人的な現象を作り出す努力をしています。雨上がりの雲の隙間から差し込む光を反射する歩道に落ちているみずみずしいスミレの花びらから、グラスから滴るテーブルの上の水滴まで、僕が目にする世界を全てそのまま表現していきたいです。生活の中のほんの些細な出来事こそが、僕が本当にデザインしたいものなのです。デザイナーであるためには、デザインを生き、デザインを呼吸しなくてはなりません。マット・メジアが言うように、それが見る者の心に食い入るのです。

様々なクライアントワークも手掛けていますが、どのように仕事の依頼がくるのですか?

最初にフリーランスの仕事を始めた時、大親友のリックがいろいろ教えてくれました。一緒にいろいろなカンパニーのウェブサイトを制作しました。しばらくして、プリントからウェブデザインへ移行する確信を得て、ロサンゼルスのフリーランスカンパニーでの仕事をスタートしました。いくつかクライアントを紹介してくれましたが、そこでは無意味なウェブサイトばかり手掛けていました。すごくつまらなかったです。その頃、VIR2Lの副社長のダグラス・フレデリックから声がかかり、外国に連れていってくれて、いろいろな人に紹介してくれました。彼にはすごく感謝しています。

今回、SHIFTのカバーデザインを制作していただいたのですが、何をイメージし、どのように制作したのですか?

僕は花のデザインをフラッシュにしたいとずっと考えていて、僕のサイトのイントロページのようなデザインを制作してほしいと言われた時に、僕のビジョンを世界中の人達とシェアする良い機会だと思い、このようなカバーデザインになりました。

カリフォルニア、ロサンゼルスのウェブ、マルチメディアデザインについてお聞きしたいと思います。
何か興味深い動きはありますか?

僕が仕事をしている会社は20代の若いニューメディアアーティスト達で構成されています。僕達は未来を担っていて、そのためにはフレッシュなビジョンが必要とされます。若ければ若いほどいいようです。ニューメディアとインターネットの発展のおかげで、22歳にしてE-NEXUSSTUDIO.COMのシニアデザイナーという位置につくことができました。15年前にはできなかったことでしょう。10年後には多分もう引退してるかもしれませんね。

ロサンゼルスで活動することについてどう考えていますか?

ロサンゼルス以上に混乱した場所はないでしょう。すごく混雑していて、空気も悪いし、騒音がうるさい場所です。でも僕はロサンゼルスが好きです。

日本についてはどう思いますか?

今すぐにでもファーストクラスに乗って日本に飛びたいです。いつか絶対行ってみたい場所です。

今興味のあることは何ですか?

フォトグラフィーです。早くデジタルカメラを買いたいです。
今回のカバーには、ミノルタカメラに広角レンズとマクロフィルターキットを組み合わせて使いました。デジタル画像は一切使っていません。昔ながらのマクロキットを使って表現したいと考えていて、いい感じに仕上りました。
特にロサンゼルスには、素晴らしい視覚的財産がたくさん手に入ります。例えば、今回のカバーで使用した花のイメージなどは、母なる大自然が僕達のために作り出してくれたものの1つに過ぎません。もっともっといろいろなものがありますから、探してみてください。

好きなビジュアル/グラフィックデザイナー/サイトを教えてください。

designgraphik.com : マイク・ヤングこそがデザイン。必要とされる方向で実験的な考えを押し進めている。
submethod.com and 6millionways.com: マイクが関わっているサイト。
insomnious.com : 僕達が居眠りしている間にもアントニーは眠らずに作業している。僕もINSOMNIOUS(不眠症)になりたい。
paradox.com and h73.com: マットは本当にかっこいい。柔軟な考えの持ち主で、僕達のコミュニティーをサポートしてくれている。
greyscale.net : ビジュアル面ですごく活動的なサイト。
endogenous.org : リックはピストルを持ち、それを使っている。どういう意味かはサイトをチェック。

最後に、今後の予定や、これからやっていきたいことなどを教えてください。

日々の生活を生きて行きます。妻アンバーと子供と共に、長く充実した人生を送っていきたいです。でも時と自然だけは予知できないので、その日が来るまで楽しく精一杯生きたいです。
今後やってみたいことは、今年の夏にフィジーに行って、ボディーボードを楽しみたいです。もちろん日本のみんなとも会ってみたいです。その時はランチでもご馳走してくださいね。

purusdesign
Adrian Luna
adrian@purusdesign.com

Interview and Translation: Mayumi Kaneko

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