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EBOY

PEOPLEText: Mayumi Kaneko

今月のカバーデザインを制作してくれたのは、ドイツ、ベルリンを拠点に活動する「EBOY」。
ピクセルを駆使した独自のデザインで、オリジナルのロボットや、街、人を描いたカラフルな作品は、見る者を楽しませる、ピクセルデザインのオリジネーター。そのデザインスタイルは、世界中で次々とフォロワーを生み出している。



まずはじめに自己紹介をお願いします。

EBOYは、ベルリン在住のステファン・ ザウアーテグ、スヴェン・スミタル、カイ・バルマーと、ニューヨーク在住のピーター・ステムラーの4人のメンバーで構成されています。

それぞれ何を担当しているのですか?

ピーターがベクターよりの作業を担当している他は、ベルリンのメンバー3人がピクセルを担当し、基本的には、皆同じ作業をしています。

「EBOY」結成に至った経緯を教えてください。

まずドメインを取得したことから始まりました。フリーでドメインを取得し、僕達にとっては、それが共通のアイデンティティの始まりです。最初に、遊び場としてのウェブサイトのコンセプトづくりからスタートして、その後は自動的に発展して行きました。

ひとつの作品を制作するまでのプロセスについて教えてください。アイディアから完成まで、どのような作業で制作しているのですか?

まず、「A」が作業を開始し、その後少し経ってから「B」がそれを引き継ぎ、「C」が仕上げをします。その「A」は、プロジェクトごとに変わりますが。そういった過程を経ることによって、作品にそれぞれの個性的なスタイルが加わって、作品を豊かにします。僕達の作品のほとんどは、そうやって皆で制作した作品です。

アイディアやインスピレーションはどこから得ますか?

ポップカルチャー全体からです。ショッピング、テレビ、スーパーマーケット、おもちゃの広告、QUAKE(クエイク)や鉄拳などのテレビゲームなどを見たりすることによって、インスピレーションを得ます。

サイトでは「ECITY」というコンテンツを展開していますが、そのコンセプトについて教えてください?

あらかじめ決められたテクニックと考え方の中で、自分達が好きな建物を作り上げること。作品を追加したり削除したり、変化をつけるテクニックは、時代ごとに実際の街が経験しているものとちょうど同じような感じです。

プリント、ウェブ共に幅広く活動していますが、それぞれの長所、短所を挙げるとしたら?

ウェブは、ダイレクトで速く、ダイナミックですが、非現実的です。一方、プリントは現実的ですが、遅くてかさばるという欠点があります。

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