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池田亮司 & パナソニック

HAPPENINGText: Anthony Augendre

池田亮司(ダム・タイプのプロデューサー)とパナソニックはハードな実験音楽の取り合わせとしてここパリでは名が知られている。コンサート・ホールとして生まれ変わった古びたワークショップ「Le garage」は照明、音響ともごく一般的ではあるが、この手の音楽を楽しむにはここしかないという場所。聴衆の数は常に相当数に上るが極めて静かで決してはめを外す者はいない。この手の音を楽しむには正しい態度といえるかもしれない。

池田亮司がミニマルかつアブストラクトなサウンドでライブを開始、ビデオも、派手なライトもアクションもなくただデジタル・レコーダーの背後でエレガントにマシーンを調整するのみだ。退屈なショウともなりえるが、まさしく音にしっかりと集中すれば、純粋なエレクトロニック・ノイズが耳と魂を刺激する。

パナソニックの連中は一言も口をきかない。彼らをインタビューしたことがあるが、まったくひどい目にあったことがある。こちらをしっかりと見据えてどんな質問にも「YES」か「NO」としか話さないのだ。結局、彼らは音楽で語るということであろう。彼らのショウはほとんどハードコアといえるほど暴力的である。ビデオが彼らの音と連動して映像を映し始めると、結局、聴衆は狂ったように踊りだしたのだった。

Ryoji Ikeda & Panasonic
日時:1998年6月27日
会場:Le Garage
住所:3 impasse Mont-Louis, 75011 Paris

Text: Anthony Augendre
Translation: Satoru Tanno

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