デザイナート トーキョー 2023

HAPPENINGText: Taketo Oguchi

東京の秋のイベントとしてすっかり定着した、街を舞台にアートとデザインを身近に感じることができる祭典「DESIGNART TOKYO 2023」(デザイナート トーキョー)が、10月20日から29日にかけて開催された。コロナのパンデミックも落ち着いた第7回の開催となる今年は、過去最高の83会場が参加、展示数は108にも及び、10日間の会期中のべ約21万人の来場者が訪れた。


インフォメーションセンターとオフィシャルカー CROWN “SPORT”(ワールド北青山ビル)© Nacása & Partners

デザイナート トーキョーは、東京からクリエイティブを発信し産業化することを志す、様々な分野で活動する5組6人の発起人によって2017年に立ち上げられたプロジェクト。世界屈指のミックス・カルチャー都市・東京を舞台に、世界中からアートとデザイン(建築、インテリア、プロダクト、ファッション、テクノロジーなど)が集結し、ショップやギャラリーなど様々な場所を利用して多彩なプレゼンテーションを行う革新的な取り組みだ。今年のテーマは「Sparks ~思考の解放~」。


ASIA CREATIVE RELATION powered by THE LIONS「A NEW HORIZON」展 インフォメーションセンター(ワールド北青山ビル)© Nacása & Partners

イベントの顔となるインフォメーションセンターとして、毎年多くの来場者を迎えるワールド北青山ビルでは、ゲストキュレーターにアジア太平洋地域のデザインに特化したメディア「デザイン・アンソロジー」の編集長スージー・アネッタ、空間デザイナーにヘルツォーク・ド・ムーロンから独立した石田建太朗を迎え、アジアの未来のスターデザイナーが集結する展示「A NEW HORIZON」を開催。


ASIA CREATIVE RELATION powered by THE LIONS「A NEW HORIZON」展 展示作品「Crest and Trough」by Dongwook Choi インフォメーションセンター(ワールド北青山ビル)© Nacása & Partners

空間には熱帯植物が多数配置され、都市における擬似的な自然環境を創出。展示は、デザインと現代のライフスタイルを踏まえ、2050年の未来のトレンドを考察するもので、「バイオモーフィズム」(植物や生命体、身体部分などの自然から生まれた抽象的な形態やイメージを指す言葉)「アップサイクル」(リサイクル素材、端材、余剰品 [再生プラスチック、廃プラスチック、建築廃材、消費者廃棄物、農業廃棄物など] を利用)「新しいベル・エポック」(政治情勢が不安定で人々が喜びと充足感に飢えるポストコロナの世界)「未来の伝統」をテーマに、東アジアのクリエイターによる意欲的なプロダクトが多数展示されていた。

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