デザイナート・トーキョー 2021

HAPPENINGText: Taketo Oguchi

東京の秋のイベントとしてすっかり定着した感のある、街を舞台にアートとデザインを身近に感じることができる祭典「DESIGNART TOKYO 2021」(デザイナート・トーキョー)が10月22日から31日にかけて開催された。コロナのパンデミックも徐々に落ち着き、街にも人出が戻りつある2021年の秋、第5回の開催となる今年は、84カ所の会場で約300名のクリエイター&ブランドが参加し、10日間の会期中のべ約18万人の来場者が訪れた。


インフォメーションセンター(ワールド北青山ビル)© Nacása & Partners

デザイナート・トーキョーは、東京からクリエイティブを発信し産業化することを志す、様々な分野で活動する5組6人の発起人によって2017年に立ち上げられたプロジェクト。世界屈指のミックス・カルチャー都市・東京を舞台に、世界中からアートとデザイン(建築、インテリア、プロダクト、ファッション、テクノロジーなど)が集結し、ショップやギャラリーなど様々な場所を利用して多彩なプレゼンテーションを行う革新的な取り組みだ。今年のテーマは「CHANCE! ~かつてないチャンス~」。


「KURADASHI ~発想の原型〜」展 インフォメーションセンター(ワールド北青山ビル)© Nacása & Partners

イベントの顔となるインフォメーションセンターとして、毎年多くの来場者を迎えるワールド北青山ビルでは、「KURADASHI ~発想の原型〜」展と題し、クリエイター達が手がけた、デザインの発想の源となる市場に出回っていないプロトタイプ(試作品)を含む貴重な作品(アーキタイプ=元型)を展示し、実際に実物を見てクラウドファンディングから購入できるという初の試みが行われた。


「KURADASHI ~発想の原型〜」展 インフォメーションセンター(ワールド北青山ビル)© Nacása & Partners

キュレーターとして参画し、自身も作品を出品したデザイナーの倉本仁の声掛けにより、国内外の若手から著名デザイナーまで30組のクリエイターが参加。今年初まったクラウドファンディングサービス「うぶごえ」を通じて、会期中に販売を行ったが、販売開始から数時間でその半数以上が完売、最終的に240%以上の目標達成という結果をもたらした。(※目標金額1,000,000円に対して販売金額2,468,800円(246%)を達成)

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