今年は去年から規模を拡大し、銀座・新宿へエリアを広げ展示が行われた。

© Nacása & Partners

銀座のラリック銀座本店では、ダミアン・ハーストの特別展が開催。両者の共同クリエーションにより誕生した「エターナル」コレクションは、ハーストが作品制作のテーマにしている “生と死” を象徴する様々なモチーフをラリックがクリスタルで表現したもの。そのコレクションから日本初公開作品を含むオブジェ９点が展示された。

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六本木の21_21デザインサイトでは、“間”や“思考”、”詩的”、“繋がり”をテーマにしたグーグルの特別展「カンマ」が開催。グーグルのスマート家電を、陶芸や雑貨など世界各地で収集された様々な日常品と展示し、テクノロジーがいかに生活に溶け込むかを空間に表現した。

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新宿のリビングデンター・オゾンでは、去年に引き続きスウェーデンの若手デザイナーの発掘及びサポートを目的に開催されている「ヤング・スウェディッシュ・デザイン」の巡回展として、同コンペティション入賞者３名のデザイナーの作品展示が行われた。ここでは、スティナ・ランスタッドが手がけたYUKIのステージ衣装の展示も行われた。

昨年は日本・スウェーデン外交関係樹立150周年を記念した展覧会が開催されたが、今回は、近年クリエイティブシーンに注目が集まるイスラエルや、スイス、ヘルシンキ、リトアニア、そして去年に続きスウェーデンがフィーチャーされた。年々規模を拡大し、国際色豊かなコンテンツで街が賑わうデザイナートとともに、今年から始まった「1% for Art」運動の行方にも注目していきたい。

DESIGNART TOKYO 2019
会期：2019年10月18日（金）〜27日（日） *10日間
エリア：表参道・外苑前/原宿・明治神宮前/渋谷・恵比寿/代官山・中目黒/六本木/新宿/銀座
主催：DESIGNART 実行委員会
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
http://www.designart.jp