アルヴァ・アアルト〜アートと近代フォルム
HAPPENINGText: Victor Moreno
Photo: Victor Moreno
アルテックで開催された国際的美術展は、フィンランドのアートシーンにおいて、そしてアテネウムのコレクションにおいても、その痕跡を残している。ドイツのロマン派の概念で、総合芸術という意味の「Gesamtkunstwerk」は、アアルトにおいて重要であり、芸術と一緒に建築と産業デザインを受け入れた。アアルトの作品は、家具やデザイン品、建築デッサン、照明器具、ガラス作品、縮尺モデル、写真、ショートフィルムから3D作品へと多岐にわたった。
Alvar Aalto: Armchair 41 “Paimio”, 1932. Vitra Design Museum. Photo: Jürgen Hans
アームチェアの「パイミオ(Paimio)」は、世界中の現代美術館で展示されており、アアルトがデザインした家具で一番知られているものである。曲げ木製の本作品は、ベニヤ板生産の限界を試すものである。実は、この椅子は、マルセル・ブロイヤーの1920年代の鉄パイプの椅子を発展させたものであるが、鉄の代わりに、アアルトは、モダニズム及び北欧スタイルを統合した樺の木を使用した。
Aino Aalto: Bölgeblick series, 1936. © Vitra Design Museum. Photo: Vitra Design Museum / Alexander von Vegesack, 2014 / Andreas Sütterlin
アアルトは、自然及び人工照明の併用の達人であった。彼がデザインした照明は、特定した建物のために作られたが、その後大量生産されることになる。彼のランプは、現在も生産され続けている。
回顧展は、アアルトの国際ネットワークや、グラフィック及びビジュアル・デザイン作品も含む。この展覧会は、9月末まで開催されている。
Alvar Aalto – Art and the Modern Form
会期:2017年5月11日(木)〜9月29日(金)
会場:ヘルシンキ、アテネウム美術館
住所:Kaivokatu 2, 00100 Helsinki
TEL:+358 (0)294 500 401
ainfo@ateneum.fi
キュレーション:Jochen Eisenbrand
https://www.ateneum.fi
Text: Victor Moreno
Translation: Makiko Arima
