「アイム・スティル・ヒア」展
HAPPENINGText: Victor Moreno
私が他に触れておきたい作品とアーティストが、スペイン人アーティストのサンティアゴ・シエラ(マドリード在住、1966年生まれ)だ。彼の「ドアプレート」が特定のグループに属するために躍起になったり、あるいは排除したりする人間の性質を批判する作品として誘致された。
Santiago Sierra, Door Plate, 2006
アイルランド人のアーティスト、シオバーン・ハパスカ(ベルファスト、1963年生まれ)による作品も見ることができる。「ヒア 」は突発的に4×2mのジャグジーと空気力学的なスポーツカーの間のような何かに見えるファイバーグラスで作られた作品だ。静寂の調査への警告である。
Siobhán Hapaska, Here, 1995
「エクスタティック」は彼女の代名詞とも言える作品だ。きれいに鏡面加工された表面を回転草がすべる。回転草とは何か知っているだろうか?知らない?オーケー、アメリカ西端の誰もいない風景写真に写り込む、渦状に丸まった枝の固まり、それが回転草だ。滑らかな表面上を磁石で動くとげとげしい形が対比をつくりだしている。
Siobhán Hapaska, Ecstatic, 1999
マガシンスリーは1987年に開館以来、デビット・ニューマンがディレクターを務めている。この独立した文化的な施設は 現代アーティスト達がスウェーデンで作品を展示する可能性の不足を埋めており、アーティストが彼らの展示のために新しい作品を生産するのを全体的に奨励している。
Magasin 3 “I’m Still Here”
会期:2014年2月15日(土)〜6月8日(日)
時間:11:00〜17:00 (木曜は19:00まで)
定休:月・水曜日
会場:Magasin 3
住所:Frihamnen, 115 56 Stockholm
入場料:大人 SEK 40、シニア・学生 SEK 30、20歳以下無料
TEL:+46 (0)8 545 680 40
https://www.magasin3.com
Text: Victor Moreno
Translation: Akari Otomo
Photos: Courtesy of the artist, Magasin 3
