ア・セレブレーション:英国現代彫刻展
現在、ビュークス・アーツ・ロンドン・ギャラリー は「ア・セレブレーション:英国現代彫刻展」を9月1日まで行っている。
ギャラリーは1993年に優れた英国の現代アートの展示を目的にオープンされた。優れている英国の現代アートであれば新人でも著名なアーティストでも問わない。他のギャラリーに囲まれ、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの後ろに位置するこの通りはロンドンのブリティッシュアートの中心の一つである事は間違いない。ギャラリーは2階建てで良く照らされ、十分なスペースがあり展示にはもってこいの場所だ。
ブリティッシュアートの70年を展示しているこの展覧会では一つ一つの作品に特徴や特性があり、一つの作品に注目するのは難しい。しかし、ブリティッシュアーティストによる作品がいきいきと飾られているのは誇らしい様だ。
Dreamcatcher, Marilène Oliver, 2009, Laser-cut acrylic, fishing wire and ostrich feathers, 150 x 216 x 50 cm, Ed. 3
セントラルロンドンのコーク通りのウィンドウには、マリリン・オリバーにより制作された「ドリームキャッチャー」が展示されている。レーザーカットアクリル、釣り糸、そしてダチョウの羽根でつくられており、万歳をした人間がダチョウの羽根の固まりの上に浮かんでいる姿を映し出している。「ドリームキャッチャー」というタイトルは夢を保持する方法を提案すると同時に、この作品を見ていると誰かの夢を覗き見している様であり、自身も羽根の固まりの上に浮かんでいるのを想像できるかの様だ。
Maquette for Three Piece, Reclining Figure (Draped), Henry Moore, 1975, Bronze, 15 x 25.5 x 15 cm, Ed. 7
ヘンリー・ムーアは1898年に生まれその長い人生の間に世界的に有名となった。彼の作品はその抽象的な形と長く曲がった形で知られている。このギャラリーでは1975年の「三つに分かれた人体」(Three Piece Reclining Figure)の彼のマケット(模型)を見る事ができる。ヘンリー・ムーアはこの作品を2人の人間間の関係の問題、そして種類であると述べた。
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