マイクロウェーブ 2008
HAPPENINGText: Justin Tsui
Officiating guests about to connect to oranges for electricity. Photo: Shong Lam
テクノロジーが私たちの日々の生活に大きく関わっていることは間違い無い。一方で、テクノロジーは新たな美術作品を生み出す重要な要素でもある。
2008年11月7日から23日にかけて「マイクロウェーブ 2008」が開催され、世界中からアーティストや科学者がここ香港へ集結した。今年のテーマは「Transient Creatures(一時的創造物)」。芸術的観点から技術/工学まで、ニューメディア・アートの可能性を探求する。
Does it Make Scents to Have Fun? – Players’ responses, Mei Kei Lai
今年のマイクロウェーブの展示のために、実験的で革新的なアート作品を制作するよう、6グループのアーティスト/科学者に依頼した。
マカウのメイ・ケイ・ライは、芸術、仮想ゲームとテクノロジーを組合せた嗅覚インターフェイスを用いた作品「Does It Make Scents To Have Fun?」を制作した。
Life Writer © 2006, Laurent Mignonneau & Christa Sommerer
ローラン・ミニョノーとクリスタ・ソムラー(フランス/オーストリア)による「Life Writer」は、時代遅れのタイプライターとコンピュータをミックスした作品。人間とデジタル機器が持つ可能性への問いを導きだそうとする試みだ。
Dark Side of the Cell, Anne Niemetz & Andrew Pelling
アン・ニーメッツ(ドイツ)とアンドリュー・ペリング(USA)による「細胞の暗黒面」は、細胞音を利用した最初の作品。彫刻的な物体が暗室に展示されていた。
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