香港&深圳、都市・建築ビエンナーレ 2008
HAPPENINGText: Thomas Chung
香港&深圳、都市・建築ビエンナーレは、初めて香港と深圳が共同で開催する建築と都市環境の博覧会。この展覧会では「再識城市(Refabricating City)」をテーマに、香港の都市環境を世界中の都市と比較し、都市生活の質や状態、それに関連した社会的・文化的問題についてのディベートを行うことで、建築と都市空間というものがいかに私たちの日常と深く結びついているかを考えていく。
Main Courtyard
今回のビエンナーレは、香港でも最大級の建築展覧会だ。香港をはじめ台湾、シンガポール、韓国、日本、アメリカ、そしてヨーロッパ各国から約100名もの建築家、プランナー、デザイナー、都市研究者たちが招待され、中にはトッド・ウィリアムズ、ビリー・ツィン、スティーブン・ホール、ヘルツォーク&ド・ムーロンなど海外のビッグネームも参加する。また地元のロビイストH15コンサーングループ、その他大学研究団体なども参加する。
Mikan
中国からはユン・ホー・チャン、マー・キン・ユン、リウ・ジアクン、ツァン・レイ、アーバナス、他にも多数のニューカマーたちの参加もあり、地元勢も豪華なラインナップだ。日本からは、山本理顕、アトリエバウ・ワウ、大野秀敏、ミカンなどの著名な建築家・研究者が招待される。また香港を代表してロッコ・イム、グラビティー・パートナーシップ、アナザーマウンテンマン(スタンリー・ウォン・ピンプイ)、エレン・パオなども参加する。
Gravity Partnership
100点以上の作品の展示が行われるこの展覧会では、その半分以上が海外の作品ということから、地元のクリエイティブな産業を活気づけるとともに、様々な分野で活躍を見せるクリエーターと参加者が意見やアイディアを交換するための貴重な機会になるだろう。
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