バーニング・マン 2007

HAPPENINGText: David Fogel

Burning Man 2007

最近、この惑星で最もすごい創造力が爆発していると言われるバーニング・マンに出かけてきた。 もし創造力と情熱、革新が、あなたにインスピレーションを、エネルギーを与えるならば、バーニング・マンは来年のカレンダーのための「必須」イベントだ。バーニング・マンに行き感嘆し、おののき何かが開けた私は「なんでもっと早くここに来なかったのだ」と自分に何度も問い続けたくらいだから。

Burning Man 2007

バーニング・マンには様々な側面がある。アメリカで最も過酷な夏の炎天下の環境、ネバダ砂漠の真ん中に47000もの人々が集まる都市を作る。そしてそこには「痕跡を何も残してはならない」という思想がある。

Burning Man 2007

様々なキャンプで1日に1000ものセミナー/ワークショップといったイベントが行われている間は、コーヒーと氷以外の金銭のやり取りは禁止されている。

音楽、インスタレーション、パフォーマンス、ファッションなど多くの発想が紹介されており、それらは探求するといった創造の力や解体する試み、そして笑顔と元気などいろいろな力をもたらしてくれる。

1986年に20人がサンフランシスコのビーチで人形を焼いたことから始まったバーニング・マンは、以後、大きな発展をしている。ネバダ砂漠のブラック・ロック・シティーというロケーションや参加者の増加にも関わらずバーニング・マンはコミュニティ、自己依存、および根本的な自己表現の中心的な原則を維持している。

イベントの終了が近づくとイベントは自発的に親切な行動をとるようになってくる。例えば、身につけていた物や飲み物、CDやサービスのシャワー、マッサージそしてワークショップなどの交換やプレゼントだ。自己依存の視点からすれば、参加者はこの砂漠で他の者からの助けを借りないで過ごすことになっているが、実際は、参加者が乗ってきた乗り物は、ギアが正常に動くか確かめるために検査される。バーニング・マンの重要な要素と贈り物は、それが人の肉体と感情の境界を探りそれを超えることができる環境を作り出してるところにある。

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