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「インターフェイス:アート&テクノロジー」展

HAPPENINGText: F. Lennox Campello

ワシントンのアーティスト、アンドリュー・ウォジアンスキーによる二つの大きな油絵がギャラリーの別の一角に展示されている。ある人が次のように尋ねた。『テクノロジーはこの従来のジャンルにどのようにあてはまるのか?』

『それはインターネットと携帯電話に関するものである』と、「Yellow Arrows」のウェブテクノロジーを使うウォジアンスキーが答え、メールとメッセージテキスト両方から、彼のペインティングに「Yellow Arrows」を通し、直接投函される。ダイヤルを回す人は電話し、ウォジアンスキーの作品に対する何百ものコメントを聞くこと(もしくはコメントを彼らの電話にダウンロードすること)ができる。『これは一般の人々からの直接のフィードバックだ。』


Philip Kohn

展覧会最後のアーティストは、二つの作品を展示しているフィリップ・コーンである。彼の描いた自画像に産み出されるテクノロジーに未来をかいま見ることができるかもしれない。二つのオーダーメイドのソフトウェアプログラムを使い、彼は二つの作品を絵を描くように組み合わせた。その作品の正面に立つと、作品に隠されたカメラが、何に基づくわけでもなく、多くの他のイメージと長時間その前に立っていた人たちを認識しなおし、組み合わせるためにあなたのイメージと始まりを記録する。

ときどきそのイメージは映った自分の透明なビデオ映像であり、ある時は、混乱するような混ざり合ったイメージがスクリーンを横切り、同じものが続くことはない。一度に再生されるイメージは、メモリーチップの処理能力が限られているので、コーンの自画像は彼の仲間がスクリーンの向こう〈もしくは店〉で記録する。

アートの世界、そしてテクノロジーの世界はこれからも一つ、いや同一のものになり続ける。

Interface: Art & Technology
会期:2006年1月13日(金)〜2月8日(水)
会場:Fraser Gallery
住所:7700 Wisconsin Avenue, Suite E, Bethesda, MD 20814
https://www.thefrasergallery.com

Text: F. Lennox Campello
Translation: Miwako Nakazawa
Photos: F. Lennox Campello

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