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HUMANS BY マイク・ミルズ

HAPPENINGText: Yukiko Tokugi

X-girlのデザインワークやCDジャケットデザインなど 90年代から映像やグラフィックの世界で活躍してきたマイク・ミルズ。2004年に彼が立ち上げたデザインプロジェクト「HUMANS BY MIKE MILLS」が、チューリッヒ、ミラノ、東京など世界各地でのコレクションを経て札幌に上陸した。マイク・ミルズって誰?という人も、その作品を愛する人も引き寄せ楽しませてくれた、何ともハッピーな1カ月。

「誰?」などといういじわる?な書き方をしてしまったが、それはたまたま通りかかった人の目にもとまっていたということ。私は偶然にも『何だか色がきれいだから見ていたの』とおっしゃるご婦人を店内にご案内したのだ。そして私はというと、展覧会の資料を見ていたらジャケットのグラフィックに惹かれてチェックしていたアルバム「Butter08」が出ており、マイク・ミルズはベーシストとして参加していたのだと知った。この人の作品の魅力に10年近く前からヤラれていたようだ。

2006年初となるコレクションは「HUMANS 02」を中心とした構成。展示のスタイルや内容はショップにゆだねられており、会場となっているSOSOでは、ドアには「ペーパー・リボン」、入ってすぐの壁面にはニレの木の葉がモチーフのテキスタイル「エルム・リーフ」のグラフィックが。ふと目をやれば作家・サリンジャーの著書「フラニーとゾーイ」の名がロゴ化されたバッグが書籍とともに展示されていた。何だろう。ただの作品展示ではなさそうだと予感させるイントロダクション。

この展示、マイク・ミルズの生み出した作品ばかりじゃない。彼が気に入っているミュージシャンの音楽や映像、アイディアを書き込む手帳なども展示、販売されている。「マイク・ミルズの素」が見られて、自分も使いたい、知りたいと思うなら手に入れることができる。そんな楽しみ方もできるのだ。

同じ展示テーブルではカフェで使用しているボウル、皿を使ったディスプレイ。カラフルなスカーフや布、リボンで食器を覆うというユニークな提案がなされていた。

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