「ブルックリン・デザイン」

HAPPENINGText: Carlos J. Gomez

最近では、ニューヨークに訪れる季節が春以外でもよさそうに思える。5月は、デザインにおいて卓越した3つの展示に参加するために、あらゆる分野の世界中のデザイナーがニューヨークを訪れ、街はごったがえしていた。この手の今日的なイベントは、コンペ形式のものとコンペ形式ではないものとの両方があり、それらは広告やグラフィックやインタラクティブ・アートやインダストリアル・デザインや環境系芸術など、多岐の分野にわたる。


Brooklyn Designs Show, Photo: Courtesy of Core77.com

最初の展示は、ワン・ショーというもので、コロンブスサークル内のリンカーンセンターのオーディトリアムで行われた5月11日のジャズナイトだった。伝統的なショーとインタラクティブアートのイベントによるショーの両方が同じ扱いで同時に開催されたが、分断されたホールでは、2つめのショーがセントラルパークを見晴らすように行われていた。それから程なくして、受賞者のための盛大なパーティーがペンステーション近くの屋上にある洒落たクラブで始まった。

国際現代家具フェアは、5月14日から17日まで、ヤコブ・ジャビッツ・センターで開催された。カッティングエッジな家具やインダストリアルデザインの展示は、デザイナーと愛好者たちの積極的な参加で盛り上がった。アフターパーティーも大盛況だったらしい。

最後ではあるが、規模としては決して小さくない展示、ブルックリン・デザインが、イーストリバーの対岸で5月の6日から8日まで行われた。この展示は今注目されつつあるブルックリンに店を持っているデザイナーたちに焦点を絞ったものである。この展示はデザインの新しい潮流とヴァイブレーションを効果的に表現したものとなった。

Text: Carlos J. Gomez
Translation: Ayako Yamamoto

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