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ソナー 2003

HAPPENINGText: Ben Vine

14日。最終日のこの日、僕はノルウェーのスモールタウン・スーパーサウンドと、イタリアのピエモンテグルーヴのショーケースを見たいと思っていた。しかし、僕が−番最初に着いた会場ではスーパーコリダーのジェイミー・リデルがパフォーマンスを行っていた。騒がしいものだったが、とても印象深かったし、オリジナリティに溢れていた。観客もとても楽しんでいたようだ。


Jamie Lidell © Advanced Music

ソナー・ビレッジでパフォーマンスを行ったのは、パペットマスターズ。広い会場に歓声が響きあたりを見渡しても最初は何が起こったのか分からなかったのだが、ステージでヒップホップと人形を使ったパフォーマンスが行われていた。


The Puppetmastaz © Advanced Music

ピエモンテグルーヴのステージを見ながら、ストレックvsアズモのショーもちらちらと見ていたのだが、ラブリーなテイストが、時々エレクトロに変化するパフォーマンスを展開していた。本当のオリジナルを聴くのは、何だか原点に戻るようでほっとした感じで良かった。


Jaga Jazzist © Advanced Music

ノルウェーのジャガ・ジャジストのパフォーマンスは最高。観客も大盛り上がりで、熱気がみなぎっていた。バイブラフォンのソロや力強いドラム、それに素晴らしいブラスバンドなど、どこをとっても最上級。ただひとつ残念だったのは、ミキシングデスクからのエレクトロビートがトランペットやギターのソロを邪魔していたことだ。

休憩には、ソナー・ビレッジを利用し、パルスプログラムなどのビジュアル作品を楽しんでいたのだが、僕はここでも、スペインならではのフレンドリーな雰囲気を楽しむことができた。僕は友人達と一緒に、知り合いの家にソナーの期間中泊まらせてもらっていたのだが、知り合いの友人を含め、行動を共にし、楽しめる友達がいるのは、すごく良かった。まるで、十代の若者以上の勢いで盛り上がっていた僕ら。イベントに行き、ちょっと家に戻ってシャワーを浴び、お腹を満たし、そしてアンダワールドを見にまた会場に戻る、ということを睡眠も惜しみながら繰り返し、これがずっと続けばいいとも考えたりしていた。

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