「ドローイング・アテンション」展
ドローイング作品を主に集めたグループ展覧会「ドローイング・アテンション」が、1月10日から2月2日まで、トロントのスピン・ギャラリーで開催されている。本展覧会のキュレーションを担当しているのは、ジューノ・ユーン。カナダ、メキシコ、エルサルバドル、韓国、スコットランド、アメリカから、20名以上のアーティストをフィーチャーしており、フレッシュな新しい作品を上手に紹介している展覧会だ。
参加アーティスト:シシ・ペネローザ、ローレル・マックミラン、クリストファー・ロリー、クリストファー・ハットサル、マイケル・ケインズ、コジョー・グリッフィン、ミン・キム、スコット・マックユアン、ジェレミー・ライン、ベノット・サイトー、ミサキウ、マット・ペイヘン、ロン・アックロイド、ポーラ・クープ、ジェイソン・ヴァン・ホーン、ルーシー・チャン、オスカー・カミロ・デ・ラス・フロレス、マイケル・トーク、サン・ジャ・キム、マリオ・ドーセット、デリック・ホッグソン、クリストファー・アーノルディン、シャーリー・ボイル、ダリル・ヴォキャット、ジェラルド・イェピズ/アコモンチ、マーク・クリントバーグ。
僕は親友のデリック・ホッグソンの作品を見に足を運んだのだが、ペインティングが基本となった彼のドローイングは、とても美しく表現されており、レイヤーが無数に入った作品では、彼が制作した多くのキャラクター達のエネルギーが漲っているのを感じることができた。
ホッグソンはオンタリオ芸術大学でコミュニケーション学、デザイン、プリントマーケティング、ブックアートを専攻。1996年卒業。99年にMDRLクリエイティブとしての活動を開始し、イラストレーション、デザイン、アニメーションを通じて数々のプロジェクトをこなし、彼のドローイングをぬいぐるみにする企画、ホボイヤード・トイ・コレクティブを実行。現在では、彼の作品は世界中で紹介されており、日本もそのうちのひとつである。
Drawing Attention
会期:2003年1月10日(金)〜2月2日(日)
会場:Spin Gallery
住所:156-158 Bathurst Street, Toronto
TEL:+1 416 530 7656
https://www.spingallery.ca
Text: Mikey Richardson
Translation: Sachiko Kurashina
Photos: Mikey Richardson