第7回 ブラジリアン・フィルム・フェスティバル
8月始めの1週間、ニューヨークはブラジル的な一面を現す。そして、トライベッカ劇場で開催の第7回ブラジリアン・フィルム・フェスティバルで判断するに、距離だけではブラジル文化の活気を感じることと、マンハッタンを切り離すこ...
8月始めの1週間、ニューヨークはブラジル的な一面を現す。そして、トライベッカ劇場で開催の第7回ブラジリアン・フィルム・フェスティバルで判断するに、距離だけではブラジル文化の活気を感じることと、マンハッタンを切り離すこ...
昨年までニューヨークの街では不動産ブームが果てしなく続いていくように思われていた。特にブルックリン地区は顕著に市場がまだ上がり続けると予見した現金主義なディベロッパーの恰好な舞台となる。「高級集合住宅」はその地域の環...
都会の扉は世界を見渡しても最も頻繁にストリート/グラフィティ・アーティストに好まれているキャンバスであろう。そのフレームは神出鬼没のアーティストに束の間の隠れ家を与え、その表面は外の世界に向けて公文書さながらに公布さ...
Dow Jones Handkerchief by Design Glut. ニューヨークの5月は、「デザイン・マンス」(デザイン月間)と呼ばれるように、ICFFやブルックリン・デザインが展示会にさざなみをたたせ、市内でオープンスタジオが行われる。ローカ...
ニューヨークの近年でも稀にみる寒い冬を迎えている。でも家にこもり冬眠するにも限界がある。12月のある週末、僕たちは展覧会を見に行くことにした。家の中でブランケットに包まり、じっとしているよりも、暖かい美術館で温まりなが...
ラファエル・ロサノ=ヘメルの作品はこの秋ニューヨークの2カ所で展示されている。マディソン・スクエア・パーク屋外インスタレーションとビットフォームス・ギャラリーの屋内作品の同時展示となる。 私は風の街チェルシー近辺の一連...
2008年9月12~14日、ニューヨークの人々は初めてのエレクトロニカミュージックのフェスを目撃した。このミニテック・フェスティバルのオープニングにはマシュー・ディアー、M.A.N.D.Y、リッチー・ホゥティン、Heartthrob、Magda、フラ...
滝 滝 滝 滝! オラファー・エリアソンの特大インスタレーション。 大きな滝を見に出掛けたことはあるだろうか?山を登り始めて、息も切れ始めた頃に何処からともなく微かに聞こえ始める水しぶきの音。突然開けた視界に広がる美し...
ニューヨーク市立博物館にて、チェルシーのコンドミニアム「HL23」のアメリカの建築家ニール・ディナーリによる建築予定計画にフォーカスを当てた新しいエキシビジョンが開催された。 ディナーリ氏はその多くは未だかつて建てら...
6月13日の金曜日、ブルックリン地区のブッシュウィックにあるアドホック・ギャラリーに人々が集い合い、「The Poets of the Paste」(ペーストの詩人たち)展が幕を開けた。このグループ展では、これまで壁に貼り残してきたオリジナ...
ある土曜日の午後にブルックリン美術館を訪れた。そこから数ブロック続く倉庫街のような街並を抜けると、地元っ子が外で戯れるギャラリー「ファイブ・マイルズ」を見付けた。 館内には音楽が流れ、大小およそ10点ほどの絵画が展示...
初めての開催となる「ニューヨーク写真展2008」がニューヨークで開催された。休暇による時差ボケがあったが、なんとかイベントの最終日に滑り込んだ。3日間の写真展は、ブルックリンのダンボを中心に、その周辺地域で開催され、コン...
外の世界はストリートアートで溢れている。 今でも鮮明に覚えている。初めてニューヨークのストリートアートと出会ったときの衝撃を。数年前にウィリアムズバーグを歩いていた時のこと、ドア枠から見つめる印象強い少女の顔に私は歩...
今日のアメリカ現代アートの地位を描くビエンナーレ。 Phoebe Washburn, It Makes for My Billionaire Status, 2005 (installation view, Kantor/Feuer Gallery, Los Angeles, 2005). ホイットニー・ビエンナーレが今年も開催され...
マンハッタンのダウンタウンを歩いていると、どこにいてもすぐに工事中のサインを見つけることができるだろう。足場、防壁、ケーブル、そして工事中の看板などのせいで、通りが障害物だらけのように見えてしまう。事実、NY、マンハッ...
アトミック・サンシャインの中へ - 日本国平和憲法第九条下における戦後美術 Photo by Yuka Takamatsu 憲法第9条は何を意味しているのだろうか?「アトミック・サンシャインの中へ - 日本国平和憲法第九条下における戦後美術」 ...
10月のとある日、ギャラリー「アイビーム」に入るや否や気がつくものは、宙に浮く、巨大な白いボール。その下には、フロアに敷かれた大きなビデオプロジェクター。それが映し出すメッセージは、「どうして生きているの?」 かなり...