サウンド・フォレスト・フェスティバル 2019
HAPPENINGText: Victor Moreno
元ウルフ・アイズのメンバー、アーロン・ディロウェイは、アナログユニットを使用して実験的なノイズの最高なパフォーマンスを行い、叫んだり、突発的な動きのパフォーマンスとともに8トラックテープのループとビンテージエコーに声を乗せ、伝説のステージを見せてくれた。
Aaron Dilloway © Arturs Pavlovs
夜はマノンマーズがO$VMV$Mをフィーチャリングしたパフォーマンスが続いた。彼らはみなブリストルを拠点とする複合ユニット、ヤングエコーのメンバーだ。リチャードソンはロンドンに移ったが、プロデューサーデュオのアモス・チャイルド(ジャブ)と、今年グラストンベリーでも演奏したサム・バレット(a.k.a. ニーク)とのコラボレーションを続けている。
Manonmars featuring O$VMV$M © Arturs Pavlovs
『この会場はとても興味深いです。特に改装される前はどんなところだったのかも気になります。今夜は、昨年マノンマーズとO$VMV$Mが一緒にリリースしたトラックを発表しましたが、ここでは皆さんと共有できる音楽が沢山ありました』とリチャードソンは説明した。
patten © Arturs Pavlovs
その後もイギリスのアーティストのステージが続いた。ロンドンを拠点とするプロデューサー、パテンは、ハイテクで体験型、マルチなアプローチで、2017年のワープレコードからEPとLPレコードを出したのち、彼自身の新しいレーベル「555-5555」より新しいアルバムを発表したばかりだ。レーザービームと映像作品が融合した彼の完璧なステージは、失望させる人など一人もいない。『全て手作業で僕が構築したライブシステムの小さなモジュールとレイヤーからなるこの作品は、オーディオから直接同期されるものはありません。新しいアルバム「フレックス」の発売のタイミングも完璧で、クールなプロダクションチームと、最先端の観客たちのお陰でシェイププラットフォームのステージは本当に素晴らしいものになりました。アルビン・ルシエからルーシー・レイルトン、テレンス・ディクソン、マノンマーズまで、全てのステージが壮大で最高のプログラム、まさに特別なひとときでした。』とパテンは締めくくった。
Skanu Mezs Festival 2019
会期:2019年10月11日(金)、12日(土)
会場:Hanzas Perons
住所:16a Hanzas Street, Riga, Latvia
http://www.skanumezs.lv
Text: Victor Moreno
Translation: Satsuki Miyanishi
Photos: Arturs Pavlovs, Courtesy of Skanu Mezs Festival