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SMAL国際会議「デジタルの裏庭」

HAPPENINGText: Magdalena Taube

イノベーションのボトムアップについての概念は、市民権、アート、ジャーナリズムおよび消費の要素の中のミクロレベルのイノベーションとして議論された。異なるワークショップに集まったエキスパートは、全てのアイディアとプロジェクトを示し、その議論は、主として実際的で実地のレベルで起こったものであった。

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札幌、および北海道には多くの雪がある。雪は美しいもの、しかし、多くの人々にとって、それは日常生活の中での問題となる。インターネットと新しいデジタル・ツールは、人々がこの問題の解決策に積極的に関わるよう手助けするかもしれない。

今日では、誰もがセンサーとなる。これはつまり、札幌の除雪問題のように、皆が様々な都市問題を解決するための大切なデータを提供できることを意味している。ワークショップ「ソーシャル・インパクト」には、プロジェクト・メーカーと開発者が集まった。参加者は、アンドレアス・シュナイダー(情報デザイン研究所、日本)、小川智史(測ってガイガー!)、ショーン・ボナー (セーフキャスト)、モデレーターはクリスチャン・ウォズニキ(ベルリーナ・ガゼット)であった。

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このワークショップグループの出発点は、福島第一原子力発電所事故に対する彼らの個々の反応であった。多くの日本人は、政府機関や東京電力によって提供された公式な放射線データが不確実なものであると感じ、多くの人々が自分でデータを集めて、調査していた。小川智史は、クラウド・データを土台とする地図「測ってガイガー!」を開発し、人々のデータを容易にパブリック・アクセスできるようにした。同様の考えから、ショーン・ボナーは「セーフキャスト」を開発し、アンドレアス・シュナイダーは、集合的に収集された放射線データを備えた放射線測定地図を開発した。

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放射線が札幌における喫緊の地域的課題ではないことから、「ソーシャル・インパクト」のワークショップ・メンバーは、札幌における雪問題にそれらの方法論を適用しようとした。ネットワーク・ラウンジの2日間で、「札幌スノー・プロジェクト」が考案された。それはクラウドソーシングとマッピングについての同様の考えに基づいている。

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出発点は、地方行政がより良い除雪サービスをどのように提供することができるかという問いだった。結局、多くの市民は、現状のシステムは十分効率的ではないと考えている。重要なことは、市民がその問題を解決するために、直接参加できるようになることだ。もし全市民がセンサーになったならば、除雪が必要とされる雪の量などを、文字および正確で詳細な位置情報を提出することができるだろう。これはプッシュとプルのモデルだ。モバイルアプリによって、市民は、除雪を市職員に依頼することができ、同時に市役所は、特定の地域に関する情報を提出してくれるよう、市民に依頼することができる。

ワークショップ・チームは、除雪の現行制度に関して札幌市の職員数人とも直接議論し、考えを示した。このプロジェクトは現在も継続中である。

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ステファン・マークス
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