シャーロット・ランプリング「秘密のアルバム」

HAPPENINGText: Valérie Douniaux

メゾン・ド・ラ・フォトグラフィーは、リールにある文化施設で、フォトグラフィックアートの振興の場として発展した。かつては、紙の工場だったが、今は常時、展示、レクチャーやワークショップに使われている。また、プライベートのイベントにも場所を提供している。また、10年以上に渡ってトランスフォトグラフィー・フェスティバルというイベントを開催している。このイベントは、今は休止しているが、今後数年のうちに新しくなって戻ってくる予定だ。

Charlotte Rampling, Paris, 1985 © Bettina Rheims
Charlotte Rampling, Paris, 1985 © Bettina Rheims

ここでの展示は、多様で、全世界から幅広い写真表現作品が集められている。最新の展示は、9月20日にオープンしたが、既に大成功を収め、今まで写真に興味のなかった新しい層の来場者を獲得するという点でも成功している。その成功の理由は、ミステリアスな展示のテーマ「秘密のアルバム」(Secret Albums)は、最も魅力的な映画女優の一人、シャーロット・ランプリングへのオマージュである。

ランプリングの元夫であるジャン・ミッシェル・ジャールの作った曲の譜面と共に、スターの公私の生活が明かされていく。とても貴重で細部にまでわたる、長年謎に包まれてきた、普段ではとてもプライベートで見ることのできない女優の素顔を見ることができる。エレガントを超えて、猫の様なイメージのこの英国の女優は、とても温かく、芸術や人生においては貪欲であり、ユーモアのセンスの持ち主でもあることが展示を通して分かる。映画スターという仮面の下には、女であり、母親である、“本当の” シャーロット・ランプリングを垣間見ることができる。

Charlotte Rampling, Paris, 1982 © Helmut Newton
Charlotte Rampling, Paris, 1982 © Helmut Newton

リバーシ、リンドバーグ、ベイリー、ニュートン、ランス等の有名フォトグラファーによる彼女のポートレートから展示は始まる。その中の大半の作品はランプリングの神話の象徴ともなっているものだが、その他の作品は、彼女のその魅力的なイメージを崩す為のものの様に見える。ジャック・ボサーによるポートレートでは、ランプリングは漫画のヒロインの格好をしていて、特に驚かされる。それと同時に、彼女の大胆さと冗談好きな性格も表されている。

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